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キレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)とレンゲツツジ(蓮華躑躅)の育て方

キレンゲツツジ

キレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)は、ツツジ科の落葉性の小低木ですが、近年、落葉性のヤマツツジよりもシャクナゲに近いことが分かったということです。

黄、橙黄、紅花と品種は多いようです。

水質の十分な高原や原野に生えることから乾燥には弱いようですので、栽培には注意が必要です。

霧が峰高原と那須沼原近辺のレンゲツツジ(蓮華躑躅)の写真を載せています。

上のキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)は、自宅で2003年4月28日に撮影した花です。

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キレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)の特徴と育て方

キレンゲツツジ

キレンゲツツジ(黄蓮華躑躅) 2004年4月22日 撮影 栽培品


           
和名キレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)
学名Rhododendron molle subsp. japonicum f. flavum
科名・属名ツツジ科 ツツジ属
分布北海道西南部から本州、四国・愛媛、九州の高冷の地に自生する。
花期4~5月
特徴

水質の十分な高原や原野に生え、また観賞用に植栽する落葉低木。高さ1~2m、輪性状に分枝します。

葉は長さ5~10cmで光沢がなく、ときに裏白があります。

花は春から初夏、花径5~6cm、葉と同時に開きます。

有毒なのでで家畜が食べないため、放牧地での自生の株は減ることがないため富士、浅間、八ガ岳などの山麓にある大群落は有名です。

黄、橙黄、紅花と品種は多い。

落葉性のヤマツツジよりも、常緑性のシャクナゲに近い仲間であることがわかって来たようです。

育て方

午前中は日が当たるような場所で、腐植質に富んだ水はけが良く乾燥しない場所に植えますが夏は半日陰になるようにします。

レンゲツツジの根は細く、地表近くに張るため、極端な土壌の乾燥に弱いので、鉢植え、庭植えともに、夏の高温期には乾かさないように、夕方に葉水とともにまわりにもたっぷり水やります。

庭植、鉢植え共に、花後のお礼肥と、秋に緩効性化成肥料や、固形の油かすを施します。

庭植は根鉢の2倍の深さと幅の植穴を掘り、腐葉土と軽石を混ぜ入れて根鉢のまわりに十分に水を入れて、棒などで用土を良くなじませます。

鉢植えは桐生砂、硬質鹿沼土に腐葉土かピートモスの混合用土に水持ちと水はけよく植えます。

鉢植えは、2年に1度落葉期の11月から3月上旬に植え替えます。

最大の害を与えるのは、ベニモンアオリンガで、この害虫は、夏に形成されて蕾を食い荒らし、翌年の花が咲かなくなるので定期的な薬剤散布が必要です。

剪定は邪魔な枝を抜くくらいであまり行いません。

繁殖は秋に採り播きをします。

霧が峰高原と那須沼原近辺のレンゲツツジ(蓮華躑躅)

レンゲツツジ

レンゲツツジ(蓮華躑躅) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
学名:Rhododendron molle subsp. japonicum


レンゲツツジ

レンゲツツジ(蓮華躑躅) 2003年6月6日 撮影 那須沼原近辺

キレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)まとめ

高原や原野の湿り気のある涼しい場所に生えているので、乾燥させないように管理します。

宮城県で栽培していた株を持ってきましたが、関東地方の猛暑日が続くようになったころに枯れてしまいました。

庭植にしていたので、水分不足と暑さのためと思われますが、それでも長いこと花を咲かせていましたので、管理がきちんとできれば育てることはできると思います。

狭い庭で風通し良く涼しく管理できる場所がなかったことも枯れる原因になっていたと思います。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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