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ヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅)の育て方

ヤクシマハイヒカゲツツジ

ヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅)は、屋久島に自生する10㎝前後のとても小さなヒカゲツツジです。

花はヒカゲツツジと同じくらいのよく似た花を咲かせますが樹高は高くならずに横に広がります。

ヒカゲツツジでも日光不足だと花付が悪くなるので、春先は日光によく当たる場所で、西日は避け、真夏は木陰の涼しい場所が向いています。

上のヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅)は自宅で2003年4月20日に撮影した花です。

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ヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅)の特徴と育て方

ヤクシマハイヒカゲツツジ

ヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅) 2006年4月21日 撮影 栽培品

     
和名ヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅)
学名Rhododendron keiskei Miq. var. procumbens
科名・属名ツツジ科 ツツジ属
分布屋久島
花期4月
特徴

常緑の低木で高さ10cm。

葉は枝の先に輪状につき、皮針形で裏面に細点があります。

花は淡黄色で、咲き始めは黄緑色、漏斗状鐘形で先は5裂しています。

ヒカゲツツジの屋久島産。

育て方

用土は好酸性の植物なので石灰質のものは避け、岩場を好む植物なので、排水を考えて植えます。

わが家は最初からロックガーデンの傾斜地の半日陰に植えましたが、用土を掘りあげ、底に土瓦や、軽石を入れ、まわりも鉢のように軽石で囲い、根に触れないようにマグアンプK 中粒と、大粒を入れ、軽石、桐生砂、日光砂、硬質鹿沼土の混合用土で植えこみ、根元に腐葉土やピートモスを敷いて保護します。

鉢植の場合は、日光砂、硬質鹿沼土を主体の用土で毎年植え替えます。

3月上旬から晩秋まで油粕を置き肥し、ハイオポネックスなどの液肥を月2~4回施し、庭植なので雨が降らない日が続いたようなときに水を上げるくらいです。

風通しよく、木もれ日程度にし西日は避けて、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。初夏にグンバイ虫がつく事があり、葉の色が悪くなるので、5月上旬ころに「オルトラン粒剤」などの浸透移行性殺虫剤を根元にばらまいておきます。

古木のような感じの木を購入したのが良くなかったようで、あまり元気にはなりませんでしたが、毎年花が咲いています。

高さ10㎝ととても小さな性質なので、購入してから20年枯れないで残っているだけで十分と考えています。

ヤクシマハイヒカゲツツジ(屋久島這い日陰躑躅)まとめ

ヒカゲツツジはそれほど育てにくいものではありませんが、ヤクシマハイヒカゲツツジは草丈が低く、育たないためかさほど元気になったとも思わないまま、10年以上庭に植えてあり、小さな木に大きな花を咲かせています。

鉢植えにして、毎年植え替えるよりは手入れが楽だろうと思って、ロックガーデン植えにしていますが、どちらが適しているのかは、わからないままです。

いまさら植え替えて枯らすのも嫌なのでそのままにしています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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