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庭木や盆栽の花木・実物の育て方

イタヤカエデ(板屋楓)の育て方|仲間のハウチワカエデとミネカエデの特徴

イタヤカエデ

イタヤカエデには亜種、変種がたくさんあり、それぞれに和名とその別名があるようですが細かなことはわからないので総称名としています。

楓とモミジは園芸品が多く、庭植や盆栽などに人気のある樹木になっています。

下にカエデ科・カエデ属のハウチワカエデ(羽団扇楓)とミネカエデ(峰楓)の特徴と写真を載せています。

上のイタヤカエデ(板屋楓)、リンドウの寄せ植えの写真は2015年4月22日に撮影したものです。

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イタヤカエデ(板屋楓)の育て方

イタヤカエデ

イタヤカエデ 2017年5月7日 撮影 栽培品

和名イタヤカエデ(板屋楓)
学名Acer mono
科名・属名ムクロジ科 カエデ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期
特徴

イタヤカエデには亜種、変種がたくさんあり、それぞれに和名とその別名があるようですが細かなことはわからないので総称名としています。

雌雄同株だが、雄花、雌花(両性花)が、1つの花序内に咲きます。新枝の先に、黄色い花を、複散房状につけます。

イタヤカエデの名の由来になった葉は対生で、5あるいは7、9裂し、縁が全縁であるものを、イタヤカエデとし、裂数、裂部の浅い深い、毛の有無により、亜種が分かれます。

わが家にも2本のイタヤカエデがあるが、葉の大きさなどどことなく異なっています。

芽を吹く前に枝を切ると、切り口から樹液がしたたるのを見ることができることから、この時期の剪定はしない方が良いと聞きました。

育て方

植え付けは12月~3月の葉が落ちた後~芽出し前が良い。

水はけがよくなるように、赤玉土や腐葉土を入れ、土を肥沃にしてから植えます。

植える場所は半日影~日陰がが良い。乾燥に弱いので夏は庭植えでも水をやります。

日当たりが良すぎると葉が焼けてしまいます。

鉢植えは2~3年に1回の割で植え替えをします。植え替えの適期は1月~2月ごろです。

わが家は草物盆栽で育てているので、季節により場所を移動して、真夏に葉が焼けるのを防ぐようにしています。

鉢植え、草物盆栽などは2月ごろに寒肥をやり、水を切らさないように気を付ければさほど難しくはなく、年々太っていきます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

モミジは盆栽として立派なものをよく見かけますが、イタヤカエデは葉が大きいためにあまり盆栽には向かないのではないかと思っています。

ハウチワカエデ(羽団扇楓)の特徴

ハウツワカエデ

ハウチワカエデ(羽団扇楓)雄株の花 2006年6月14日 撮影 尾瀬鳩待峠

和名ハウチワカエデ(羽団扇楓)
別名メイゲツカエデ
学名Acer japonicum
科名・属名ムクロジ科 カエデ属
分布北海道(低山帯)、本州
花期
特徴

高さ10~15mの落葉高木。

若枝は紫紅色を帯びます。

葉は径7~15㎝、柄は短い。若い葉や柄、花序の柄に白い軟毛があります。

紅葉が美しい。

花は春、若葉と同時に出て、雄花と雌花があります。

和名は天狗の羽うちわにたとえられたもの。

ミネカエデ(峰楓)の特徴

ミネカエデ

ミネカエデ(峰楓)雄花 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳

ミネカエデ

ミネカエデ(峰楓) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼

和名 ミネカエデ(峰楓) 学名 Acer tschonoskii 科名・属名 ムクロジ科 カエデ属 分布 北海道、本州(中部地方以北、三重県)。南千島 花期 6~7月上旬 特徴

亜高山帯に生える落葉小高木。高さ1~3m。

雌雄異株、雄株と両性株があり、1花序に5~9花着きます。

葉は5~9中裂先は短く尖ります。葉柄は紅色を帯び、無毛。葉裏の基部付近と脈上に少し毛があります。

イタヤカエデ(板屋楓)まとめ

イタヤカエデは半日陰に植えます。また乾燥に弱いので庭植でも水をやります。

庭植はよほど樹形が崩れない限り剪定は必要ありませんが、他の庭木とのバラスを考えて剪定します。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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