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庭木や盆栽の花木・実物の育て方

ナツツバキ(シャラ)の育て方

シャラ

ナツツバキ(シャラ)は、福島県、関東中部、近畿、中国、四国、九州に分布する落葉高木で高さは10~20mになります。

私が住む住宅地は20数年前に造成されましたが、公園や庭に多く植えられていてよく目にする落用樹です。

しかし、20年過ぎた現在、枯れている木を見かけることも多くなっているので、自生地のように湿気がなく乾燥してしまうことではないかと思っています。

上のナツツバキ(シャラ)は、自宅で2004年6月16日に撮影した花です。

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ナツツバキ(シャラ)の特徴と育て方

ナツツバキ

ナツツバキ(シャラ) 2004年6月16日 撮影 栽培品

           
和名ナツツバキ(シャラ)
別名シャラノキ
学名Stewartia pseudocamellia
科名・属名ツバキ科 ナツツバキ属
分布日本(福島県、関東中部、近畿、中国、四国、九州)に分布する
花期6~7月
特徴

ナツツバキは、多少湿気のある谷間やそれに続く斜面に自生します。

落葉高木で高さは10~20m。枝は平滑で、赤褐色、幹は表面が剥げ落ちまだらとなります。

葉は厚く互生し、長さ10cm位。裏に白毛があります。

花は夏、花径5~6cm、花弁はふちに鋸歯があります。

和名は夏にツバキのような花を開くために言う。別名はインドの紗羅樹(シャラノキ)と間違ったことに基づきます。

中庸樹であるがやや陽性を帯びるので日向から半日陰を好みます。

育て方

やや陽樹で、日当たりを好みます。腐植質が多く湿り気のある土で、耕土の深い場所が適しますが、普通の土壌なら育ちます。

鉢植えの場合は赤玉土を主に腐葉土3くらいを混ぜた土に2~3月に植え付け又は2~3年に1度植え替えます。

地植えは、日当たりから半日陰くらいの所に、根鉢の2倍の深さと幅を掘り、腐葉土や軽石を混ぜて水持ち良く水はけよく植えます。

湿気のある谷間やそれに続く斜面に自生しているので、乾燥させないように鉢植えは表面が乾いたらたっぷりやり、地植えも乾燥させないように注意し、乾いたら水をやります。

チャドクガ、アオドウガネなどが発生し葉の食害されるほか、手などに付くと痛いので、定期的に病害虫駆除役を散布します。

肥料は1~2月頃に寒肥を施すほかは、花後に、お礼肥として油かすなどを少量施す程度です。

休眠期間中に軽い枝抜き剪定をします。鉢植えはコンパクトに育てるために若木のうちに30~50cmに幹を切り詰めてワキから枝(側枝)を出させるように仕立てます。また強く出た芽は先端を摘めてバランスよく形を整えます

株立ちは数本を根元でまとめたものと、下の方で切り、脇芽を数ぽんのばしたものがあり、後者の方が高価になっています。

殖やすのは種を播きます。

ナツツバキ(シャラ)まとめ

乾燥に弱いので、地植えでも根元が乾いたら水やりをします。

剪定は樹形を整えるように、内に出た枝や不要な枝を切る程度にします。

肥料はさほど多くない方が良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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