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シロバナニガナ(白花苦菜)、ハナニガナ(花苦菜)、ニガナ(苦菜)の比較

シロバナニガナ

シロバナニガナ(白花苦菜)は、ニガナの変種で、日本全土の低山帯~高山帯の道ばたに生える多年草で、全体にニガナより大きいのが特徴です。

シロバナハナニガナ(白花花苦菜)と呼び、ニガナの亜種であるイソニガナ subsp. nipponicum の変種として分類されることもあるようですが Ixeris dentata ssp. nipponica f. amplifolia とされることもあるようですが、シロバナニガナ(白花苦菜)Ixeris dentata var. albiflora とされることもあるようです。

シロバナニガナ(白花苦菜)もシロバナハナニガナ(白花花苦菜)も同じということです。

ニガナの変種のシロバナニガナの品種で、舌状花が黄色のものをハナニガナ(オオバナニガナ)といいます。

母種のニガナは、枝先に約1.5cmの黄色の頭花をつける。舌状花は普通5個です。

同じ仲間にジシバリ(地縛り)オオジシバリ(大地縛り)があります。

上のシロバナニガナ(白花苦菜)は、2005年8月4日に八方尾根で写した花です。

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シロバナニガナ(白花苦菜)の特徴

シロバナニガナ

シロバナニガナ(白花苦菜) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原

シロバナニガナ

シロバナニガナ(白花苦菜) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

         
和名
別名シロバナハナニガナ(白花花苦菜)
学名Ixeris dentata var. albiflora
Ixeris dentata ssp. nipponica f. amplifolia
科名・属名キク科 ニガナ属
分布日本全土
花期5月~7月
特徴

低山帯~高山帯の道ばたに生える多年草。

ニガナの変種。

舌状花が白色で、8~10個と数が多い。

全体にニガナより大きく、高さ40~70cmになります。

茎葉の基部はハート形で、茎を抱く。

ニガナの亜種であるイソニガナ subsp. nipponicum の変種として分類されることもあるようですが、ニガナの変種として、日本固有亜種subsp. nipponicumとしない見解もあるようです。

シロバナニガナ

シロバナニガナ(白花苦菜) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原

シロバナニガナ

シロバナニガナ(白花苦菜) 2003年7月5日 撮影 田代山

シロバナニガナ

シロバナニガナ(白花苦菜) 2006年8月3日 撮影 月山

ハナニガナ(花苦菜)の特徴

ハナニガナ

ハナニガナ(花苦菜) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

ハナニガナ

ハナニガナ(花苦菜) 2003年7月15日 撮影 田代山

         
和名ハナニガナ(花苦菜)
別名オオバナニガナ
学名Ixeris dentata var. albiflora forma. amplifolia
科名・属名キク科 ニガナ属
分布北海道、本州、四国、九州。中国、朝鮮
花期5月~7月
特徴

低山帯~高山帯の道ばたに生える多年草。

ニガナの変種のシロバナニガナの品種で、舌状花が黄色のものをハナニガナ(オオバナニガナ)といいます。

全体にニガナより大きく、高さ40~70cmになります。

頭花は大きくて直径2cm。舌状花は8~10個あります。

ニガナ(苦菜)の特徴

ニガナ

ニガナ(苦菜) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
舌状花が7枚あるので、ハナニガナかもしれない。

ニガナ

ニガナ(苦菜) 2003年7月18日 撮影 赤城山
白花で、舌状花が5枚ある花の名前の分類はどうなるのでしょうか。

         
和名ニガナ(苦菜)
学名Ixeris dentata
科名・属名キク科 ニガナ属
分布日本全土
花期5月~7月
特徴

高さ20~50cmの多年草。

根生葉は長い柄があり、葉身は長さ3~10cm、幅0.5~3cmの広披針形~倒卵状長楕円形。茎葉はやや短くて柄がなく基部は円くはり出して茎を抱く。

枝先に約1.5cmの黄色の頭花をつける。舌状花は普通5個。

名前は、茎や葉を切ると苦味のある乳液が出ることによります。

日当たりのよい所にごく普通に見られます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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