山野草の育て方、植物図鑑、庭造り

山野草を育てるNori&Wako


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高山植物をたずねて

鳥海山、斑尾高原原生花園、小国沼、西吾妻山、東吾妻山の風景と高山植物

更新日:

ホームページを立ち上げる前に登った山々の写真を記録として残しておきたいと思いました。

もう登ることもないだろうと思う山々は風景と高山植物の写真は少ないですがそれだからこそ心の中に残っているものも多いような気がします。

鳥海山、斑尾高原原生花園、小国沼、西吾妻山、東吾妻山の風景と高山植物

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鳥海山(秋田県)

山形と秋田の県境に位置する鳥海山は、その秀麗な山容から出羽富士の名で知られ、火山特有の複雑な地形や、豊富で多彩な高山植物に恵まれています。

中腹には草原や湿原が展開し、至るところにお花畑があり、独立峰ゆえに展望もすばらしく、7月下旬の山は恵まれすぎるほどに恵まれて、見渡す限りの高山植物に出会うことが出来、まだ解けきらない鳥海湖を見下ろし、至福の一日を過ごすことが出来ました。

日帰り登山だったので、鳥海湖を少し登った、どこまでも続くのではないかと思われる、お花畑の真中から引き返してきましたがその光景は今でも目に焼き付いています。

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チングルマ(稚児車)

分類: バラ科 チングルマ属
学名: Sieversia pentapetalum
分布: 白山以東南アルプス以東の中部地方、関東地方北部、東北地方、北海道の各高山帯に分布する。
花期: 7~8月
特徴: 花茎2~3cm、高さ7~10cmのほふく性常緑小低木、
茎は横にはい、上半部が斜めに立ち、ほぼ直立し、灰褐色で少し枝分かれします。
高山帯の湿りの多い草地または高湿原に生育し、群落をつくることが多い。
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ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

分類: キンポウゲ科 キンポウゲ属
学名: Ranunculus acris var. nipponicus
分布: 北海道、本州中部以北に分布し、高山の湿った草地に生えます。
花期: 7~8月
特徴:
多年草で、丈は30cm内外、茎は中央部より上で分枝し、伏毛があります。
葉は掌状に5深分裂し、裂片はさらに3~5中裂して先が尖り、両面に伏毛があります。
花は直径2cmほど、つやのある鮮やかな黄色の花びらは、萼が変化したものです。
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鳥海湖

斑尾高原原生花園(長野県)

標高870mに位置する19万㎡の大湿原。1周約1時間の遊歩道が整備されており、ハイキングを楽しみながら間近で高山植物を観察できます。

雪解けの春に水芭蕉の群生、黄色い絨毯のようなリュウキンカを雪を踏みしめて入った湿原で、見ることが出来ました。

2000.05.05 撮影

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リュウキンカ(立金花) 2000.05.05 撮影  斑尾高原

分類: キンポウゲ科 リュウキンカ属
学名: Caltha palustris
分布: 本州、北海道、朝鮮、中国、東シベリアに分布
花期: 5~7月
特徴: 山地の湿地や沼地に生える高さ30~50cmの多年草。
葉はフキの葉のように丸く長さ5~15cm、浅い鋸歯がある。茎葉は小形、
茎頂や上部葉腋に直径約2cm、鮮黄色の花を開く。萼片は花弁状で5~6個、花弁はない。雄蕊は多数。
和名は花茎が立ち、金色の花が咲くことによります。
この花も斑尾のミズバショウの中に点在して、雪解けの湿原に人の目を避けるように輝いていたのが印象的でした。
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ミズバショウ(水芭蕉) 2000.05.05 撮影  斑尾高原

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ミズバショウ(水芭蕉) 2000.05.05 撮影  斑尾高原

分類 サトイモ科 ミズバショウ属
学名: Lysichiton camtschatcense
分布: 熱帯に多いサトイモ科の植物の中で、ごく少数のものは北半球の寒冷地域にまで進出しています。
その代表がミズバショウとザゼンソウです。
花期: 5~7月
特徴: 花茎花序は純白の大きな仏炎苞に包まれる。花は淡緑色で花序に密集してつき4枚の花被片と、4本の雄しべと1本の雌しべがある両性花であります。
長野県の斑尾の雪の残った湿原で、まだ人の手の入らない自然そのままの地で、雪を踏みしめて入ったところに咲いていました。
5月初旬の連休にもかかわらず人の姿はほとんど見えないところでした。
リュウキンカと競うように咲いていたのが印象的でした。

稚くて言葉知らざる水芭蕉水より直ぐ立つ耳を尖らす


鳥ちちと翔べば無数の耳尖る稚なくつゆけき花水芭蕉

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2000.5.5.撮影  妙高高原

帰りに立ちよった、いもり池のミズバショウ原生地から望む妙高山

小国沼(福島県)

雄国沼は磐梯山の西側、猫魔山の火口跡にできた磐梯高原で最も古い沼。面積約45万㎡、周囲およそ4kmの沼の南西部と北の一部に広がる雄国沼湿原には約180種の植物群落が見られるます。

5月の水芭蕉に始まりレンゲツツジ、ヤマユリ、エゾリンドウなどが次々と咲き競う、雄国沼までは、交通機関ですぐ近くまで行くことが出来るので、気軽に高山植物の宝庫を散策できます。

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ニッコウキスゲ(日光黄菅) 1995.07.19  撮影

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ニッコウキスゲ(日光黄菅) 1995.07.19  撮影

分類: ユリ科 ワスレグサ属
学名: Hemerocallis middendorffii
分布: 北海道、本州、中国、朝鮮、東シベリアに分布する。
花期 7~8月
特徴: 日光に多くキスゲに似ているのでこの名がある。多年草で高さ70cm内外、7月頃葉芯から花茎を1本出して先に短い枝をつけ、漏斗状鐘形の3~4の花をつけ下から順に咲く。花は濃い橙黄色で、朝開いて夕方しぼむ。
雄国沼のニッコウキスゲが、遠くまで絨毯をしいたように咲き広がっている景観は言い尽くしがたい。

昨日花明日の花も添はせつつ黄菅涼しく草原のなか

西吾妻山(山形県、福島県)

オオシラビソ原生林に覆われた火山群、吾妻連峰の最高峰。

展望に恵まれない静かな山頂をもつが、稜線上は明るく、展望も開ける。リフトが稜線近くまで運んでくれるので、割と楽に登ることができます。

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2000.07.30  西吾妻

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キンコウカ(金黄花、金光花) 2000.07.30  西吾妻

分類: ユリ科 キンコウカ属
学名: Narthecium asiaticum
分布: 近畿地方東部以東、中部地方北部、関東地方、東北地方、北海道中部の各山地に分布する。
花期: 7~8月
特徴: 高さ25~35センチの多年草。
花が黄金色なのでこの名がついたと言われているが、高原の湿地に群生して、鮮黄色の花序が風になびく情景は、たとえようもなく美しい。
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天元台よりロープを3台乗り継いで下りると、人形石コースとカモシカ展望台コースに分かれます。

私たちはカモシカ展望台コースを選び、湿原の方に下りてゆくと木道が続いていて広々とした湿原が広がっていました。

あちこちに池塘が点在し、ハイカーもすくなかったので我が物顔で、天上を歩いている気分でした。


頂に池塘ふたつは同じ雲映して姉妹のごと静かなり


東吾妻山(福島県)

那須火山帯、東吾妻火山帯に属する山々の主峰。浄土平から酸ガ平、鎌沼、姥ガ原は高山植物の宝庫で春はチングルマ、イワカガミなどが咲ききそいます。

東吾妻山の登りに入るとほとんどが樹林帯の中の登りとなり少しきついが、頂上は開けて吾妻小富士や磐梯山の美しい姿が望めます。

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ワタスゲ(綿菅)

分類: カヤツリクサ科 ワタスゲ属
学名: Eriophorum vaginatum
分布: 本州中部以北と朝鮮、樺太、ヨーロッパ、北アメリカに分布しています。
花期: 6~7月 
特徴: 高さ20~50cm。高原の湿地亜高山帯の湿原などに生える多年草で、普通大きな株になって群生しています。
東吾妻の浄土平は駐車場のすぐ近くで見ることが出来る。

休めよとばかりにひらけて湿原のわたすげの棉が陽にほどけゐる


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>イワガガミ(岩鏡)

分類: イワウメ科 イワカガミ属
学名: Schizocodon soldanelloides
分布: 北海道南部以南、本州の各地方、四国地方、九州地方の各山地に広く分布します。
花期: 6~8月
特徴: 多く岩場に生え、葉に光沢があることからこの名があります。
丈は10~15cm、葉は根際に群生し、円形で縁に鋸歯があり革質で光沢があります。
初夏、根出葉の中央から花茎を伸ばし花弁の縁が細かく裂けた美花をつけます。
岩手県の須川からの登り口近辺で見たイワカガミは見事でした。
宮城県に住んでいた頃は毎年雪解けと共に咲くイワカガミを見に行くのを楽しみにしていました。
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シモツケ(下野)

分類: バラ科 シモツケ属
学名: Spiraea japonica
分布: 北海道から九州の日本各地に分布する。
花期: 6~8月
特徴: 山地の原野などに生じ5、6月に淡紅色の小花が咲きます。
和名は最初の発見地の下野(栃木県)に因み、高さ1メートル内外の落葉低木で主幹がなく株立ちとなります。
古くから栽培されていて、多くの品種や変種があります。
草にもシモツケソウがあります。

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シラタマノキ(白玉の木)

分類: ツツジ科 シラタマノキ属
学名: Gaultheria pyroloides
分布: 北海道、本州(中国地方以北)の高山、千島、アリューシャンなどに分布する。
花期: 6~7月 〔果熟期〕 10月
特徴 高さ10~30センチ位の小低木で地下茎が長い。
これは秋に実った果実です。
吾妻の秋の山にみごとに色どりを添えていました。

板径の誘なひほそく歩み来て白玉の寒き実りを見たり


                            

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。


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