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広告 春の花・山野草の育て方

チゴユリ(稚児百合)の育て方

チゴユリ(稚児百合)は、本州、四国、九州に分布し、山野の林内に生える高さ20~35cmの多年草です。

ピンク色の花や緑色の花、斑入りなどがあり、愛好家に好まれて栽培されているようです。

わが家も斑入り種はあまり殖えませんが、野生種は庭木の下に地下茎を伸ばして殖えています。

上のチゴユリ(稚児百合)は自宅で2019年4月12日に撮影した斑入り葉の花です。

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チゴユリ(稚児百合)の特徴と育て方

斑入りチゴユリ(斑入り稚児百合) 2020年4月8日 撮影 栽培品

チゴユリ(ピンク)

チゴユリ(稚児百合) 2005年4月21日 撮影 栽培品

チゴユリ

チゴユリ(稚児百合) 2005年4月21日 撮影 栽培品

     
和名チゴユリ(稚児百合)
学名Disporum smiacinum
科名・属名イヌサフラン科 チゴユリ属
分布本州、四国、九州
花期4~6月
特徴

山野の林内に生える高さ20~35cmの多年草。

細長い地下茎を伸ばして、周囲に広がります。

葉にはほとんど柄がなく、長さ4~7cm、幅2~3cmの楕円形~長楕円形で先は尖ります。

茎の先に白色の花が1~2個斜め下向きにつきます。

花被片は長さ1.2~1.6cmの披針形で6個が広鐘形に開きます。

液果は黒く熟します。

育て方

午前中は日がさし、午後は明るい日陰になる場所か、一日中明るい日陰になるところで栽培します。庭植の場合は落葉樹の下など常に湿り気があるところが良いようです。

鉢栽培は、赤玉土、桐生砂、硬質鹿沼土の混入した用土に、ヤシ殻チップの細かいものかヤマゴケを入れて、マグァンプK などの緩効性肥料を根に触れないように入れて植えます。

毎年、芽出し前の2月~3月に、新芽と根だけになっている株を掘り出し、枯れた部分を取り除き植え直します。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に害虫から守るために薬剤散布をします。

3月~5月はチッソ主体のものを施し、6月以降はリン酸とカリウム主体のものに替えます。

夏は2重鉢にするか、砂床に置くか、人工芝の上に鉢を置いて、夕方にまわりに水をたっぷりやり、常に湿度を保つようにします。

斑入りチゴユリ

斑入りチゴユリ

斑入りチゴユリ(斑入り稚児百合) 2017年5月8日 撮影 栽培品

斑入りチゴユリ

斑入りチゴユリ(斑入り稚児百合) 2017年6月13日 撮影 栽培品

チゴユリ(稚児百合)のまとめ

チゴユリ

チゴユリ(稚児百合)緑の花 2006年5月8日 撮影 栽培品

チゴユリ

斑入りチゴユリ(斑入り稚児百合) 2011年4月22日 撮影 栽培品

山野の林内の湿ったは所に生える多年草なので、乾かさないように空中湿度も保つように栽培するのがコツのようです。丈夫な種は殖えますが、斑入り種はなかなか殖えないのでもう少し気を遣って育てようと思っています。

野生種がとても元気に庭で殖えているために、置き場所などの気遣いが足りなかったのではないかと反省しています。

那須沼原近辺のチゴユリ(稚児百合)

チゴユリ(稚児百合)

チゴユリ(稚児百合) 2003年6月3日 撮影 那須沼原近辺

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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-春の花・山野草の育て方