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ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)の育て方

ヒメルリカンザシ

ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)を育て始めて10年以上が過ぎました。アルプスからアペニン山脈、セベンヌ山脈、ピレネー山脈に分布する高山植物の園芸品種だということはわかったのですが、他の高山植物のように梅雨から夏にかけて屋根下の半日陰で管理していました。

株は殖えるのですが、花付が良くないので、真夏以外は日光に当てるようにして肥料も多めにしたところ花付が良くなりました。

高山性の矮性低木にしては育てやすい植物でで、ロックガーデンにマット状になり日当たりが良いと花がきれいに咲きます。

上のヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)は、2016年5月6日に自宅で撮影したものです。

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ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)の特徴と育て方

ヒメルリカンザシ

ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪) 2006年5月4日 撮影 栽培品

 
和名ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)
学名Globularia cordifolia 'Nana'
科名・属名グロブラリア科 グロブラリア属
分布アルプスからアペニン山脈、セベンヌ山脈、ピレネー山脈に分布
花期栽培:5月
特徴

グロブラリア科は地中海沿岸からヨーロッパに固有のシソ目の植物です。

高山帯の草地に生え、高さ3~10cmで匍匐性の著しいのでマット形になり、光沢のある深緑色の葉と水色の花との対照がとてもきれいです。

葉は皮質の卵形で、根生する、常緑小低木。

夏に花茎を伸ばして、球形花序に青紫色の花を咲かせます。

日本で栽培されているものはGlobularia cordifoliaの小型の品種で、グロブラリア・コルディフォリア・ナナが多いと書いてあるのを見たが小形なので、グロブラリア・コルディフォリア・ナナなのだろうか。

育て方

鉢底にゴロ土を入れ、根に触れないようにマグアンプKを入れ、軽石、日向土などの石系の用土に日光砂や鹿沼土を主にした混合用土に植えます。

肥料は花後と秋に置き肥、液肥は月に2~3回水代わりに施します。

春か秋に株分けを兼ねて新しい用土で植え替え、真夏以外は日光に当てるようにします。

定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

高山性の矮性低木の中では丈夫で、肥料と日光があれば花付も良くなります。

関東地方が住宅地のわが家でも、ロックガーデンにマット状に広がって10年間栽培しています。

ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)のまとめ

ヒメルリカンザシ

ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪) 2005年5月25日 撮影 栽培品

かなり株が殖えたので、ロックガーデンにも植えましたが、マット状に殖え広がり、かなり丈夫な植物のようです。常緑で、可憐な花が咲くヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)はロックガーデン植えに最適な植物のようです。

今後ロックガーデンで多くの高山植物を楽しもうと思っていますので、ヒメルリカンザシのように丈夫な高山植物があるのは嬉しいことです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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