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広告 春の花・山野草の育て方

エリゲロン・カルビンスキアヌス(源平小菊) の育て方|仲間のヒメジョオンとハルジオン

ゲンペイコギク

エリゲロンは北アメリカ原産で、日本ではアズマギクも同じ仲間になるようです。ハルジオンやヒメジョオンも同じ仲間だということですが、エリゲロン・カルビンスキアヌス (源平小菊)は四季咲きで、小さな花がかわいい品種です。

日当たりがよく、広い庭がある方にとってはとても素敵な植物で、切り花にも良いでしょうし、寄せ植えでは植え方を考えると合わせる花を選ばずに利用できそうです。

源平小菊と言われるように咲き始めが白く、だんだんピンクに変わっていく紅白の花がとても可憐です。

上のエリゲロン・カルビンスキアヌス (源平小菊)(Erodium pelargoniflorum)は、自宅で2011年5月17日に撮影したものです。

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エリゲロン・カルビンスキアヌス (源平小菊)の特徴と育て方

ゲンペイコギク

エロディウム・ペラルゴニフローラム(Erodium pelargoniflorum) 2014年5月16日 撮影 栽培品

 
和名ゲンペイコギク(源平小菊)
別名エリゲロン・カルビンスキアヌス
学名Erigeron karvinskianus
科名・属名キク科 エリゲロン属
分布北アメリカ
花期4~10月
特徴

高さ10~30cmの耐寒性多年草。

エリゲロンの仲間の中で、最も強健で暑さ・寒さにも強い。

小さくかわいらしい花は、咲き始めは白で、次第にピンクに変化し、最盛期には2色咲きのように見える様から、別名 ゲンペイコギク(源平小菊)とも呼ばれます。

育て方

花壇の植え込みやグランドカバー、ハンギングバスケットなどと、幅広く使えます。

乾燥に強く、植物や石垣の隙間に植えておくと、雑草よけになるが、梅雨時期は、茂った枝葉で風通しが悪くなり、蒸れるので、春に楽しんだ後は一度刈り込むと、枝が分かれ夏の終わり頃に 花をたくさん咲かせます。

また、寒冷地では、冬に地上部が枯れるので、短く切り戻したほうがよいようです。

植付けは10~11月または3月の発芽前に行う。

鉢栽培では、割に軽い、砂のような土に腐葉土を混ぜ、3~4月頃に6~7号鉢に5~10芽くらい植えます。

増殖は株分け、挿し木、種蒔きでも殖えますが、零れ種でも殖えるので、一度植えると絶えることがないくらい丈夫で、春~秋まで花が楽しめるのが嬉しい花です。

エロディウム・ペラルゴニフローラム(Erodium pelargoniflorum)のまとめ

ゲンペイコギク

エロディウム・ペラルゴニフローラム(Erodium pelargoniflorum) 2010年5月10日 撮影 栽培品

子供のころから花を育てるのが好きだったことから、種から1年草を育て、球小植物を育て、シャクヤクやボタンやバラを育てて、いつの間にか山野草を育ているようになりましたが、山野草は育てるのが難しいものがかなりあるので、その中に丈夫なエロディウム・ペラルゴニフローラムのような花があることは気休めになります。

気難しいものも、楽に育つものもすべて我が家の庭では同じように咲いていますが、狭い庭なので群生にさせることが出来ないのはかわいそうです。

エリゲロン属(ムカシヨモギ属)のヒメジョオン(姫女苑)

ヒメジョオン(姫女苑)

ヒメジョオン(姫女苑) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原

ヒメジョオン(姫女苑)

ヒメジョオン(姫女苑) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原

 
和名ヒメジョオン(姫女苑)
学名Erigeron annuus
科名・属名キク科 エリゲロン属
分布北アメリカ
花期5月~7月
特徴

茎は高さ0.3~1.3mになり、粗い毛があり、内部には白い髄が詰まっています。

根生葉は花の頃には枯れます。下部の葉は卵形で長い柄があり、ふちには粗い鋸歯があります。

上部の葉は披針形で先は尖り、基部は次第に細くなり、茎を抱かない。

頭花は直径約2㎝と小さく、上部の枝先に多数つきます。舌状花は白色またはわずかに淡紫色を帯びます。

舌状花冠毛は短く筒状花の冠毛は長い。総苞は披針形~線状披針形で2~3列に並びます。

明治維新の頃渡来し、現在では日本中に広がり市街地や農村だけでなく亜高山帯にまで入り込んでいる1~2年草。


エリゲロン属(ムカシヨモギ属)のハルジオン(春紫菀)

ハルジオン(春紫菀)

ハルジオン(春紫菀) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼

 
和名ハルジオン(春紫菀)
学名 Erigeron philadelphicus
科名・属名キク科 エリゲロン属
分布北アメリカ
花期6月~10月
特徴

茎は中空で高さ0.3~1.3mになり、全体に軟毛があります。

根生葉と下部の葉は長楕円形またはへら形、翼のある柄があります。根生葉は花期にも残り茎葉は耳状に張り出して、茎を抱きます。

頭花は直径約2~2.5㎝でつぼみの時は花序全体がうなずいています。

舌状花は、糸状で多数あります。渡来した時には紅紫色に近いものが多かったと言われるが、現在は白色に近いものが多い。

大正時代に園芸植物として渡来した多年草。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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