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タカクマホトトギス(高隈杜鵑)の育て方

タカクマホトトギス

タカクマホトトギス(高隈杜鵑)は、九州の大隈半島の特産で、花茎3.5㎝くらいの大き目の花がとても素敵な多年草です。

30年以上育てていますので、最初は鉢植えで育てていましたが、現在は2ヶ所くらいに地植えにしています。

ホトトギスの仲間は育てやすいものから、難しいものまでありますが、ホトトギスまでは殖えませんが、育てやすいホトトギスです。

わが家はタカクマホトトギスの他に、ホトトギスタイワンホトトギスキイジョウロウホトトギスチャボホトトギスタマガワホトトギスを育てたことがありますが、チャボホトトギスとタマガワホトトギスはかなり難しく、キイジョウロウホトトギスは猛暑の夏に枯れてしまいました。

上のタカクマホトトギス(高隈杜鵑)は、自宅で2016年9月30日に撮影したものです。

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タカクマホトトギス(高隈杜鵑)の特徴と育て方

タカクマホトトギス

タカクマホトトギス(高隈杜鵑) 2005年9月29日 撮影 栽培品


   
和名タカクマホトトギス(高隈杜鵑)
学名Tricyrtis macranthopsis
科名・属名ユリ科 ホトトギス属
分布九州の大隈半島の特産
花期9~10月
特徴

茎はほとんど無毛で、高さ0.3~1m。

葉は幅広く、茎を抱きます。

花被片は長さ3.5㎝、斑点は少ない。

花柱には紫色斑点が多い。葯は紫色。

キバナノホトトギスとは、葉が広く楕円状、茎に毛が無く、放射状に広がる根出葉が無いことなどで異なります。

わが家のタカクマホトトギスは、花被片に斑点が多いのですが、葯は紫色ですし、茎はほとんど無毛で、葉は幅広く、茎を抱くことなどからキバナホトトギスよりタカクマホトトギスに近い花だと思います。

育て方

腰の高い鉢を用い、1例として軽石、桐生砂、硬質鹿沼土を各等量位で植えますが、育てる地域など様々な要因で育てやすい用土でよいと思う。

植え替えは毎年2月~3月に行い、マグァンプK を根に触れないように入れて植え込みます。

秋から春までは日向で育て、晩春からは日陰の涼しい場所に移し、人工芝を敷いた棚上で、打ち水をして湿度を上げて管理します。暑いようでしたら寒冷紗で調節します。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。のある間は乾燥させないようにします

春に固形肥料を置き肥し、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

タカクマホトトギスは、30数年育てていますので、現在は木陰の水はけと水持ちの良い用土の場所に地植えで育てています。

ホトトギスのようには殖えませんが、毎年花を見せてくれます。

タカクマホトトギス(高隈杜鵑)まとめ

タカクマホトトギス

タカクマホトトギス(高隈杜鵑) 2017年9月26日 撮影 栽培品

タカクマホトトギス(高隈杜鵑) 2006年9月29日 撮影 栽培品

タカクマホトトギスはホトトギスの仲間の中では育てるのが難しい花ではありませんが、夏は半日陰で涼しく育てないと葉が焼けてしまいます。

水切れと夏に寒冷紗や日陰で栽培して葉やけをおこさないように注意する必要があります。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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