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オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)の育て方|自生のオクモミジハグマ

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)は、本州、九州(北部)の山地の木陰に生える、高さ40~80cmの多年草です。

自生のオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)の写真を下に載せています。

葉が大きいので、キッコウハグマよりは乾燥に弱いようですし、零れ種から芽生えるということもありませんでした。

上のオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)は、自宅で2006年9月23日に撮影した2003年11月に播種した苗からの花です。

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オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)の特徴と育て方

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2006年9月23日 撮影 栽培品

       
和名オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
学名Ainsliaea acerifolia var. subapoda
科名・属名キク科 モミジハグマ属
分布本州、九州(北部)
花期8~10月
特徴

山地~亜高山帯の木陰に生える、高さ40~80cmの多年草。

葉は4~7個が茎の中部にやや輪生状につき、軟毛のある長さ5~13cmの長い柄があり、腎心形または円心形で長さ6~12cm、幅6~18cm、掌状に浅裂し、質は薄く、ふちに鋸歯があります。

頭花は多数が穂状につき、花時には横向きとなり、花柄は長さ2㎜ほど。

小花は3個あり、花冠は白色で普通5裂し、左右相称。

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)は、低山から少し高い山まで分布域が多いのか出会うことの多い花です。

育て方

芽出し時は日に当てるが、葉が展開してきたら半日陰で管理し葉やけを防ぎ、水切れに注意します。

春と秋に有機質肥料を置き肥するほか、薄い液肥を与えます。

植え替えは新芽が出る前の早春が最適で用土は赤玉土、硬質鹿沼土などに少量の軽石を混合した用土で水もち良く植えます。

植え替え時に、マグアンプK 中粒を根に触れないように入れます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

鉢植えの場合は夏場水枯れすると下葉が枯れこむので水切れに注意します。

亜高山帯にも生えますので、夏は涼しく管理することが大切なので、水やりは夕方で鉢のまわりにもたっぷり水をやり、夜間温度を下げるようにします。

薄暗い山の中に生えていることが多いので、梅雨から夏にかけては寒冷紗で用いて、涼しく管理します。

自生のオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2006年9月27日 撮影 仙人ヶ岳

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2005年9月2日 撮影 三国山

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2005年9月2日 撮影 三国山

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2003年9月27日 撮影 古峰ヶ原

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2003年9月27日 撮影 古峰ヶ原

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)まとめ

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2004年11月8日 撮影 栽培品(2003年11月9日播種の種からの初花)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) 2004年11月8日 撮影 栽培品(2003年11月9日播種の種からの初花)

オクモミジバハグマはよく見かける野草で、山地~亜高山の木陰の日差しが届かないようなところに生えていることが多いようです。

私は種を播いて育てましたが、そのような自生地を考慮に入れて、夏は涼しくなるように寒冷紗で調節し、夕方に鉢のまわりにたっぷり水を撒いて夜間温度を低くするように心がけました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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