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広告 自然の中の花科名ーア行

ビヨウヤナギ(未央柳)、タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)の特徴

ビヨウヤナギ

ビヨウヤナギ(未央柳)は、オトギリソウ科 オトギリソウ属の中国原産の花木で、庭や公園、道路の縁などに植えられている常緑小低木よく見かけます。

オトギリソウの仲間であることから、葉は薄く、明るい油点があり、柄はなく長さ4~7cmのオトギリソウに似た花を咲かせます。

タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)も同じ仲間で、花も葉も良く似ていますが蕊の形が違っています。

上のビヨウヤナギ(未央柳)は、2003年6月16日に散歩道で撮影したものです。

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ビヨウヤナギ(未央柳)の特徴と育て方

和名ビヨウヤナギ(未央柳)
学名Hypericum chinense
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布中国
花期6~7月
特徴と育て方

基部から多く分枝し高さ1m位になる、庭や公園、道路の縁などに栽植する常緑小低木。

葉は薄く、明るい油点があり、柄はなく長さ4~7cm。

花は径4~5cm、5数性で雄蕊は花弁より長く5束に分かれる。花柱も5裂。

和名は未央柳か美容柳で花が美しいこと、葉の細いことを柳にたとえた。

植え場所は極端に乾燥しない腐植質に富んだ保水力のある土壌が適しますが、とても丈夫な低木ですので、日当たり~半日陰に植え、3月に剪定をすれば放任状態で花が咲きます。

株を小さくしたいときは30cmくらいで切っても良いですが、放任でも1メートル程度なので、枯れ枝や込み合った枝を詰めるくらいでも大丈夫です。

肥料は春と秋に、緩効性化成肥料や固形の油かすを施します。

さび病が、発生しやすいので、予防のために8月下旬から10月にかけて3週間に1回、殺菌剤を散布し、落ちた葉は取り除きます。

殖やすのは、株分け、挿し芽によります。

タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)の特徴

タイリンキンシバイ

タイリンキンシバイ(大輪金糸梅) 2003年6月16日 撮影 散歩道

タイリンキンシバイ

タイリンキンシバイ(大輪金糸梅) 2003年6月16日 撮影 散歩道

和名タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)
学名 Hypericum patulum cv. Hidcote
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布中国大陸中部
花期6~7月
特徴

オトギリソウ科オトギリソウ属の耐寒性半落葉低木です。

タイリンキンシバイは花が大きくよく分枝し、葉が密生して大株になり、艶のある黄色い五弁の丸花を一本の茎に多数つける園芸品種です。

キンシバイ(金糸梅)に、 似ていますが、葉の付き方がキンシバイは2列対生、タイリンキンシバイは十字対生に付きます。

また、キンシバイに比べてタイリンキンシバイは花弁が大きく花色の黄色味が強く、葉も大きいです。

住宅団地内にビヨウヤナギ(未央柳)と一緒に刈り込んで植えられていたのが、タイリンキンシバイで、車で通過した時には分からなかったが花をよく見ると2種植えられているのが分かりました。

同じように管理していて、きれいに花も咲いているので、ビヨウヤナギもタイリンキンシバイも栽培法は同じで良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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