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早春の花・山野草の育て方

シュンラン(春蘭)の育て方

シュンラン

わが家は普通の春蘭を長年育てていますが、培養で様々な春蘭を作出して素晴らしい色の花が愛好家の間で栽培されています。

東洋ランの中でも春蘭は日本でよく見かける花で、特に和風の庭に合うために植えられていたのを、子供のころから見ていました。

しかし、それほど殖えるものではないようで、大株になったものはあまり見たことがありません。鉢植えは3年に一度は植え替えるようですが、庭植で植え替えなしで育てています。

上のシュンラン(春蘭)は、自宅で2006年4月14日に撮影したものです。

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シュンラン(春蘭)の特徴と育て方

 
和名シュンラン(春蘭)
学名Cymbidium goeringii
科名・属名ラン科 シュンラン属
分布北海道、本州、四国、九州
花期3~4月
特徴

乾燥した落葉樹林内に生える多年草。根茎は白く太い。

葉は束生し、線形でかたく、ふちはざらつきます。

花茎は高さ10~25cm、数個の膜質の鞘状鱗片に包まれます。

花は茎頂にふつう1個つき、萼片3個と側花弁2個は緑色~黄緑色を帯び、唇弁は大きく、白色で濃紅紫色の斑点があります。

育て方

鉢栽培では、水はけをよくつくることがコツで、日向土の小粒を主体に赤玉土の小粒を1割混ぜたものを用い、鉢の下の方に大粒、上に小粒を入れ、根は四方に広げ、鉢の壁にそって下に垂らしておき、球根の部分が隠れるように土を入れます。愛好家は、焼き赤玉土を使うこともあるようです。

通気性の良い鉢を選び(ラン専用の鉢もある)通気性よく植えるのがコツで、保水性を考えミズゴケ、イワヒバを加えても良いようです。また表土にハイゴケなどを張ると乾燥が防げます。

肥料は、薄い液肥をたびたび施し、水はひかえめに与えます。

直射日光は午前中の2~3時間で十分で、夏は半日陰の風通しのよい所に置き、冬は凍らせないように管理します。

増やすには花後に株分を行います。

わが家は木陰に腐葉土をすき込み、桐生砂を混入して地植えにしています。

かかりやすい病気はウィルス病ですが、治す薬はないので見つけたらほかの株に感染しないように抜いて処分します。

植え替え時に使う器具の消毒も必要です。また定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

シュンラン(春蘭)のまとめ

春蘭は春でも2~3時間の朝日が当たる場所、夏は落葉樹の下などの明るく、風通しの良い木陰での栽培が最適です。冬は地植えの場合は落ち葉などをかけて冷たい北風から守ってあげる必要があります。

ラン栽培を趣味にしている方は、ハウス栽培をして、最適な栽培環境をつくっていますが、それほど植えていない我が家のような場合は少し環境を考えるだけで花を咲かせることができます。

耐寒温度が0℃くらいですが、落ち葉で守ってあげることで地植えにもできます。

ラン類で一番怖いのがウィルス病で葉に斑点が出ますが、この病気を治す薬はないので、かかった株は抜いて処分しなければなりません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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