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東洋蘭(大豊)の育て方

東洋蘭(大豊)は高知県大豊町産の素心のシュンランにいろいろな種類の着生種シンビジウムを交配したものから生まれたランです。

東洋蘭(大豊)とだけ教えていただいて、今は亡き叔父からいただいたものですが、下段に書いたように東洋蘭(大豊)のルーツを教えていただきました。

現在も小型の和蘭など東洋ランとの交配が行われ、販売されているようですから、それらのさきがけのような存在だったのかもしれません。

素心のシュンランを親に持っているという東洋蘭(大豊)はとても優しい色合いの花が咲きます。

上の東洋蘭(大豊)は、自宅で2004年12月24日に撮影したものです。

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東洋蘭(大豊)の特徴と育て方

大豊

東洋蘭(大豊) 2004年4月24日 撮影 栽培品

       
和名東洋蘭(大豊)
学名Cymbidium spp.
科名・属名ラン科 シュンラン属
分布中国、台湾、日本
花期11~1月
特徴

高知県大豊町産の素心のシュンランにいろいろな種類の着生種シンビジウムを交配したものから生まれたランです。

東洋蘭のような葉の硬さはなく、葉が柔らかく垂れやすいところはシンビジュームを思わせます。

花は中型で、とても優しい色合いの花が魅力的です。

育て方

ランは冬暖かく夏涼しくが基本です。

冬期は日当たりの良い縁側などに置いて、夜間の冷え込みに注意し、春暖かくなったら戸外の直射日光の当たらない明るい場所に出して管理します。

長雨は避けるために屋根のある場所で栽培します。

植え替えは春の花後と秋で2年に一度、ラン鉢を用い、用土は日向土、硬質鹿沼土、軽石、ボラ土などの配合用土か東洋ランの土を使い、マグアンプK 中粒を、根に触れないように入れます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は成長期には2日に1度くらい、それ以後はかなり少なくて良いようです。

私はラン栽培で失敗しやすいのは、水やりを多くしてしまうことによりますが、東洋ランの中で、東洋蘭(大豊)は比較的丈夫です。

東洋蘭(大豊)まとめ

東洋ラン(大豊)

東洋蘭(大豊) 2004年1月19日 撮影 栽培品

東洋蘭(大豊)については詳細が分からずに栽培していましたが、高知大学農学部花卉園芸学研究室で、蘭の研究をなさっている○○さんより次のようなメールを頂き詳細が分かりました。とても嬉しいことでした。
深くお礼申し上げます。

高知大学農学部花卉園芸学研究室の○○と申します。
私は高知大学にて主に蘭の研究をしております。
Wakoさん HPで大豊の写真を拝見しました。

大豊に関しては
育成者 ○○○○ さん
育成地 高知市南万々 現在は温室はありません(住宅地)
交配親 高知県大豊町産の素心のシュンランもう一方の親はいろいろな種類の着生種シンビジウム品種です。
大豊シリーズのなかにも選抜品種には名前をつけておられました。
土佐愛蘭会の古い会誌に載っていたような記憶があります。
昭和40年代(私が小学生の頃)にかなり多くの種類を栽培されていました。

このメールをいただいたのもかなり前になりますが、昭和40年代は、叔父が様々な栽培に力をいれていたころで、いろいろなカタログを取り寄せて珍しいものを取り寄せていたころです。

それらの殖えたものをのちに私に譲ってくれたなかのひとつに当たり、叔父も亡くなってしまい、調べても分からず困っていたものですが、詳細が分かりとても嬉しく思いました。

素心のシュンランもう一方の親はいろいろな種類の着生種シンビジウム品種の交配ということですが、とても育てやすいランです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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