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広告 秋の花・山野草の育て方

クンシラン(君子蘭)の育て方

クンシラン

クンシラン(君子蘭)は、南アフリカの森林内や岩陰など、強い日射しを避けた、湿り気のある場所に自生する植物です。

日本には明治末期に渡来し、古典植物として扱われています。全体的に葉が細く大きな株姿になるものを高性系、幅短く幅広でコンパクトな姿のものをダルマ系と呼び好まれます。

わが家は長年育てていますが、最初は高性系を育て、現在は置き場所の関係から斑入りでコンパクトなダルマ系を育てています。

上のクンシラン(君子蘭)縞斑 達磨(ダルマ)は、自宅で2018年3月28日に撮影した花です。

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クンシラン(君子蘭)の特徴と育て方

クンシラン

クンシラン(君子蘭)縞斑 達磨(ダルマ) 2007年4月26日 撮影 栽培品

       
和名クンシラン(君子蘭)
別名ウケザキクンシラン
学名Clivia miniata
科名・属名ヒガンバナ科 クンシラン属
分布南アフリカ
花期1~4月
特徴

南アフリカのナタールに分布する、毎年花を咲かせる多年草です。

主に森林内や岩陰など、強い日射しを避けた、湿り気のある場所に自生します。

明治末期に渡来し、古典植物として扱われます。全体的にすらっとした株姿になるものを高性系、幅短く幅広でコンパクトな姿のものをダルマ系と呼びます。

わが家で栽培しているのは斑入りのダルマ系で小型です。

植え替えを怠ると太い根が鉢の上まで出てきます。

育て方

赤玉土と腐葉土に軽石を混合したものを用い、花後の5月に植え替えます。

生育が旺盛なので毎年あるいは2年に1度は植え替えます。植え替え時は、水をきっておくと根が折れずに植え替えやすくなります。

黒ずんだ根や傷んだ根をを取り除いて、ひと回り大きな鉢に植えますが、小苗がある程度大きくなっていた時は分けることが出来ます。

植え替えの際は、マグアンプK 中粒と根に触れないように入れて植え込みます。

夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は成長期には表面が乾いたらやり、それ以後は乾いてから2~3日たってからやれば良いようです。過湿に弱いのでやり過ぎには注意します。

春から秋は戸外の風通しの良い明るい日陰で育てます。わが家はポリカーボネートの波板の屋根下で、遮光ネットを利用して光を調節して育てています。

秋はあまり早く取り込むと花芽が伸びずに花が咲いてしまうので、霜に当てないように5℃くらいのところにおいてから部屋に取り込みます。

クンシラン(君子蘭)まとめ

クンシラン(君子蘭)

クンシラン(君子蘭) 2003年5月26日 撮影 栽培品

斑入りで小形のダルマ系は置き場所に困ることがなく、花のない時も鑑賞価値があるので古典植物としても魅力の高い植物です。

植え替えや用土、置き場所(日陰)、水のやりすぎに気を付ければ、とても育てやすく、鑑賞価値の高い植物です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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