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広告 秋の花・山野草の育て方

ヒガンバナ(彼岸花)の育て方|ネリネの特徴

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花)は、ヒガンバナ科・ヒガンバナ属で、日本全土の田の畦や土手などに群生する多年草で、古い時代に中国から渡来した帰化植物と考えられています。日本のものはほとんど結実せず、種子が出来ても発芽しないようです。

有毒植物なので、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避けるため、また有毒成分であるリコリンは水溶性で、長時間水に曝せば無害化が可能であるため、救飢植物として食べられたということです。

赤い花が多くみられますが、欧米では園芸品種が多く開発されているようで、園芸品種には赤のほか白、黄色の花弁をもつものがあります。わが家の栽培品は園芸品種のようです。

頂いた苗ですが、最初は黄色の花が咲き、大株になったら白花になってしまいました。

ネリネはヒガンバナ科・ネリネ属で、大正末期に渡来した南アフリカ原産の球根草で、品種も多く花色も豊富で切り花、鉢花として利用だれています。

上のヒガンバナ(彼岸花)は、自宅で2017年9月15日に撮影したものです。

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ヒガンバナ(彼岸花)の特徴と育て方

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花) 2014年9月19日 撮影 栽培品

           
和名ヒガンバナ(彼岸花)
別名マンジュシャゲ
学名Lycoris radiata
科名・属名ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
分布日本全土。古い時代に中国から渡来した帰化植物と考えられている
花期9~10月
特徴

田の畦や土手などに群生する多年草。

葉は晩秋にのびはじめ、長さ30~60cm、幅6~8㎜の線形。冬を越して翌年の春に枯れます。

花茎は高さ30~50cmになり、鮮紅色の花を散形状に5~7個つけます。花被片は長さ4cmの狭披針形で6個あり、強く反り返り、雄蘂6個と雌蘂は花の外に長くつきでます。

ヒガンバナはもとから日本に自生していたものではなく、古い時代に中国から渡来した帰化植物と考えられています。

日本のものはほとんど結実せず、種子が出来ても発芽しない。

花の名前は秋の彼岸の頃に咲くことによります。

育て方

花が終わるころから葉が出て成長をはじめ、初夏には葉が枯れて休眠し秋の開花に備えます。

適度に湿り気があって水はけと日当たりのよい場所が適します。

成長期は日当たりで、管理しますが、休眠期は特に日当たりに気を遣う必要はありません。耐寒性や耐暑性は強いので、特に対策は要りません。

鉢植えは生長期は、乾いたらたっぷりと水を与えます。初夏~花が咲く彼岸頃までは適度に土が湿った状態を保つくらいに水を与えます。地植えは夏の乾燥に気を付けますが、過湿しすぎは球根が腐るので、水はけの良い場所に植えます。

球根の植え付けは休眠期の7月~8月上旬が、適期ですが、地植えはよほど殖えない限りは植え替えの必要がありません。

用土は市販の草花用培養土や赤玉土と腐葉土を適当に混ぜたものなどを用います。

花後と葉がよく茂っている冬に少量の化成肥料を株元に与えます。球根を充実させるのが目的なので、チッソを控え、リンやカリの成分を多めに与えます。

野草園や野山のヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花) 2008年9月21日 撮影 巾着田

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷

ヒガンバナ

シロバナヒガンバナ(白花彼岸花) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花) 2003年9月27日 撮影 鹿沼の山間

ネリネの特徴

ネリネ

ネリネ 2003年11月23日 撮影 三毳ハーブガーデン

         
和名ネリネ
学名Nerine
科名・属名ヒガンバナ科 ネリネ属
分布南アフリカ
花期9~10月
特徴

花径約3cm、高さ20~50cm。

大正末期に渡来した球根草。

品種も多く花色も豊富だが、黄色と青色がない。

切花、鉢植えに用います。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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