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広告 夏の花・山野草記事

オミナエシは秋の七草のひとつ

オミナエシ

オミナエシ   学名:Patrinia scabiosifolia  2014年7月21日 撮影

高山植物よりも、野山の花の方が見られるところが少なくなっているのを寂しく思い、どうしてなのだろうかと思ってしまいます。

私の実家は山があったので、子供のころに時々山に連れて行ってもらった記憶があります。

その山にはいろいろな花が咲いていて今でもあの辺に何が咲いていたかとか思い出すことがあります。

子供のころから花を育てるのは好きでしたが、それは園芸品種であって野山に咲いている花ではありませんでした。

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秋の七草のひとつオミナエシ

オミナエシは10年くらい前に播種して、育てたものです。

昔はオミナエシが野山に咲いているのを見た記憶がありますが、この頃は出会う事のない花になっています。

野山の花は山で見るものだと思っていたので、持って帰ることもありませんでした。

その後山野草ブームが起きて、野山の花はかなり採取されたようです。

そしてそのころ、ゴルフブームが起きて、わが家の持ち山もゴルフ場になりました。

山の木は伐り倒されて、芝生が植えられ、山に入る狭い道路が立派な道路になりました。

川沿いにもいろいろな花が咲いていましたが、河川はコンクリートで固められ、花はなくなりました。

田んぼのあぜ道にもいろいろな花が咲いていましたが、土地改良で農道は市道や県道よりも立派になりました。

そしてその後には園芸品種などの花が植えられ、野山の花はほとんどなくなりました。

私が、山野草に興味を持ったのは見えるところには野山の花が消えた後です。

消えてしまったものが懐かしくて育て始めましたので、そのようなことを危惧している方が、譲ってくれた種から育てたものがほとんどです。

オミナエシも大好きだったので、種を譲っていただき育てました。

絶滅危惧種と言っても、人為的に絶滅危惧種になったものも多いのだろうと思っています。

人為的に絶滅するのを守っているところもたくさんあり、そんなところには人が集まるようになっていますが、山の手入れを行わなくなったために消えたものもたくさんあると思います。

趣味で山野草を育てている方が、採取したように思っている方が多いようですが、それもあるのでしょうが、消えることを懸念しながら育てている方の方が多いと思います。

野生の植物が消えると元に戻すことはとても大変です。

現在も残っているところがたくさんあると思うので、そのようなところは種の保護に力を入れてほしいと思いますし、心無い方が持ち帰ることのないことを願っています。

私も長いこと、わが家で採取できる種の提供をしてきましたが、体力的に無理になって、ネットなどで知り合った方だけに送るようになっています。

そんな思いを込めて育てているオミナエシが、咲いて庭に潤いを運んできてくれています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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