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プリムラ・アルピコラ・ビオラケアの播種から開花までの記録

プリムラ・アルピコラ ビオラケア

学名: Primula alpicola var violacea

分布: 南東チベット、主にプリムラが豊富にある谷や湿った場所であるTsangpo盆地のTsari地域の3600~4600mに自生

この種は中国四川省産

プリムラ・アルピコラ・ビオラケアの播種から芽生え、開花までの記録を写真を入れて載せています。

その後の育て方は、プリムラ・アルピコラ ビオラケア(Primula alpicola var violacea)の特徴と育て方に書いています。

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プリムラ・アルピコラ・ビオラケアの播種から開花までの記録

Primuiaviolacea
2004年5月8日撮影

2004年3月12日山砂、蝦夷砂、日光砂などを混ぜた用土を水洗いして播く。

霜よけと風除けをした場所で乾燥しないように注意して管理した。

2004年4月1日に発芽を確認、風、霜を除けた軒下の日当たりで管理する。

写真撮影の直後に移植する。

Primuiaalpicolaviolacea7.12
2004年7月12日撮影

5月8日に植え替え、上の写真のように50本近くが元気だったので、少し大きめの鉢に20本近くを植える。

最初は順調に育ち、安心していたが、暑さとともに少しずつ弱り始める。

もともとがどんな生育環境にあるのか分からないので、水遣りひとつにしても考えてしまう。

水遣りの好きなほうなので、乾いているのを我慢することが出来ない。

例年にない酷暑なので、寒冷紗の下で直射日光にはぜんぜん当てていないが葉やけがするのは、もっと遮光を多くしたほうが良いのだろうか。

Primuiaalpicolaviolacea10.7
2004年10月7日撮影

50本近くも芽生えた苗が、夏の暑さの中で枯れていくのを見るのは忍びなかった。

夏の高温の中で、育つということはほとんど無く、だんだん小さくなって枯れていく中で、数本が残ってくれたのは嬉しかった。

やっと涼しくなって成長をはじめた苗がとても愛おしい。

小さいものも入れると7~8本は残っていると思う。

primuiaalpicolavarviolacea4.21
2005年4月21日撮影

去年の暮れは暖かかったせいか、いつまでも葉が残っていて、(他のプリムラ類に比べて)どんな形で冬越しするのだろうかと思っているうちに冬芽も残さず地上部がなくなってしまった。

冬の間、枯れてしまったのだろうかとやきもきさせられた。

また他のプリムラ類が芽を出し始めた春も、最後まで芽が出ず、よく見ると枯れてはいないようなので、3月下旬植え替えた。

芽はほんの少し見えるくらいだった。植え替え後も何の変化もなかったが、4月に入って少しずつ芽の動くのが見えやっとここまで育った。

2年目の芽はやはりしっかりしている。

Primuiaalpicolavarviolacea5.16
2005年5月16日撮影

少しずつ葉も大きくなり、去年に比べると茎の太さ、葉の厚さともにしっかりしてきている。

後は夏越しが問題である。

今年は例年に比べてこの時期気温が低いような気がするので、東側のポリカボネートの屋根下で午前中の日光に当てている。

Primuiaalpicolavarviolacea6.30
2005年6月30日撮影

上の写真から1ヶ月半随分大きくなったようだが、やはり下のほうから葉焼けがおきている。

プリムラ類は夏の乾燥と暑さが苦手のようだ。

今年の夏を越してくれれば、花が見られるのだろうか。

7月に入ってから、晴れている日は、透明のポリカボネート屋根下で50%遮光の寒冷紗をしている。

5.9Primulaviolacea
2006年5月9日

3000m以上の高山に咲く花と分かったとき、本当に花が見られるだろうかというと思いと是非見てみたいという思いが交雑したが、本当に見られてとても嬉しい。

高山に咲く花は孤高の美しさがあり、なんともいえない色合いを持っている。

2010年現在

その後2年くらいは花を見ることができたが、何年も咲かせ続けるのは難しかった。やはり孤高の花である。

見ることができて本当に良かったと思っている。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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