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広告 自然の中の花科名ーサ行

エゾノシシウド(蝦夷の猪独活)とオオハナウド(大花独活)の比較

エゾノシシウド

エゾノシシウド(蝦夷の猪独活)は、セリ科・エゾノシシウド属で、高さ0.6~1.5mになり、和名はシシウドに似て北海道に産することによりますが青森県でも見られるようです。

オオハナウド(大花独活)は、セリ科・ハナウド属で、北海道、本州(近畿地方以北)の山地に生える大型の多年草で高さ1~2mになります。

 

エゾノシシウドの葉は1~2回3出複葉で、小葉は菱状卵形、時に3裂し長さ5~12cmに比べて、オオハナウドは3出複葉で頂裂片の大きさが長さ幅とも20~30cm大きいことで区別できます。

また、オオハナウドは大型の複散形花序を出しますが、周辺花では外側の1花が弁が大きいことが特徴です。

よく見かけるミヤマシシウド、オオカサモチ、オオハナウド、エゾノシシウドは、セリ科の中では大型で、遠くからも目立つ花です。

上のエゾノシシウド(蝦夷の猪独活)は、2006年7月4日に礼文島で撮影した花です。

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エゾノシシウド(蝦夷の猪独活)の特徴

エゾノシシウド

エゾノシシウド(蝦夷の猪独活) 2006年7月4日 撮影 礼文島

エゾノシシウド

エゾノシシウド(蝦夷の猪独活) 2006年7月4日 撮影 礼文島

         
和名エゾノシシウド(蝦夷の猪独活)
学名Coelopeurum gmelinii
科名・属名セリ科 エゾノシシウド属
分布北海道、本州(青森県)
花期6月~7月
特徴

和名はシシウドに似て北海道に産することによります。

茎は中空で太く、高さ0.6~1.5mになる多年草。

葉は1~2回3出複葉で、小葉は菱状卵形、時に3裂し長さ5~12cmになり、重鋸歯がある。葉柄の下部または全部が袋状に膨らみます。

茎の上部で分枝し、複散形花序に白色5花弁の小さな花を密につけます。

果実は長楕円形で長さ6~8mm。

エゾノシシウド

エゾノシシウド(蝦夷の猪独活) 2006年7月4日 撮影 礼文島

エゾノシシウド

エゾノシシウド(蝦夷の猪独活) 2006年7月4日 撮影 礼文島

オオハナウド(大花独活)の特徴

オオハナウド

オオハナウド(大花独活) 2006年7月4日 撮影 礼文島


オオハナウド

オオハナウド(大花独活)葉 2006年7月4日 撮影 礼文島


         
和名オオハナウド(大花独活)
学名Heracleum dulce, Heracleum lanatum, Heracleum lanatum ssp. asiaticum
科名・属名セリ科 ハナウド属
分布北海道、本州(近畿地方以北)
花期6~9月
特徴

山地に生える大型の多年草。

高さ1~2m。節に毛が密生します。

葉は3出複葉で頂裂片の大きさが長さ幅とも20~30cm大きく、小葉は欠刻状に細裂し、裏面は毛が多い。

枝先に大型の複散形花序を出し、周辺花では外側の1花が弁が大きい。

オオハナウド

オオハナウド(大花独活) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園

オオハナウド

オオハナウド(大花独活) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園

オオハナウド

オオハナウド(大花独活)葉 2004年8月7日 撮影 栂池自然園

オオハナウド

オオハナウド(大花独活) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

オオハナウド

オオハナウド(大花独活) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

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高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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