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広告 自然の中の花科名ーサ行

スイカズラ属のキンギンボク、スイカズラ、ツキヌキニンドウ

キンギンボク

キンギンボク(ヒョウタンボク)、スイカズラ(吸蔓)、ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)は、スイカズラ科・スイカズラ属ですが、それぞれに特徴があります。

キンギンボク(ヒョウタンボク)とスイカズラ(吸蔓)は花は似ていますが、実がかなり違っていています。キンギンボクが赤い液果をつけるのに対して、スイカズラは黒い実をつけます。

ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)は、同じ仲間ですが、北アメリカの東部および南部が自生地で鑑賞のため庭園や鉢植えにして栽培される常緑の蔓性低木で、華やかな色合いで、花期が長いので、庭や鉢植えとして好んで栽培されます。

上のキンギンボクは2005年6月18日に裏磐梯五色沼で撮影したものです。

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キンギンボクの特徴

キンギンボク

キンギンボク(金銀木)葉 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼


         
和名キンギンボク(金銀木)
別名ヒョウタンボク
学名Lonicera morrowii
科名・属名スイカズラ科 スイカズラ属
分布北海道、本州、四国
花期
特徴

日当たりのよい山野に生える落葉低木で高さ1.5m内外。

若い枝は淡緑色で軟毛が密生、古枝は灰褐色となり樹皮は縦に裂けます。

花は初め白、後に黄色に変わります。

和名は花に白と黄が混じるのを金と銀にたとえたもの。

別名は赤い液果が2個合着して瓢箪状になることによります。

鑑賞のため庭木として時に栽培されます。果実は有毒。

スイカズラ(吸蔓)の特徴

スイカズラ

スイカズラ 2008年6月8日 撮影 わんぱく公園

スイカズラ

スイカズラの実(吸蔓)実 2003年11月23日 撮影 三毳ハーブガーデン

         
和名スイカズラ(吸蔓)
別名ニンドウ(忍冬)
学名Lonicera japonica
科名・属名スイカズラ科 スイカズラ属
分布日本、朝鮮半島、中国
花期10~11月
特徴

実の径6㎜、黒色。

つる性で芳香のある花をつけ、園芸植物としても親しまれています。

茎や葉は薬用として利用されます。

ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の特徴

ツキヌキニンドウ

ツキヌキニンドウ(突抜忍冬) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園


         
和名ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)
学名Lonicera sempervirens
科名・属名スイカズラ科 スイカズラ属
分布北アメリカの東部および南部
花期6~9月
特徴

鑑賞のため庭園や鉢植えにして栽培される常緑の蔓性低木。

茎の長さは3mにもなりよく分枝します。

葉は対生で裏面は粉白を帯び、下葉は短い柄があるが、上部の葉は柄がなく、花に近い1~2対が基部でくっついています。

茎が葉を貫いているように見えるのでそこから和名がつきました。

花は濃紅色から黄紅色または黄色などがあります。

日当たりの良い、肥よくな土壌を好むので、根鉢の2倍の深さと幅の植え穴を掘り、腐葉土を掘り上げた土に混ぜて植えます。

3月~4月頃が植え付け適期です。

枝を伸ばしながら、次々に花芽をつくるため開花期が長いので、12月に剪定して、太い枝から新しい枝が出るように刈り込みます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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