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広告 自然野中の花科名ーカ行

テイカカズラ(定家葛)とツルニチニチソウ(蔓日々草)ーキョウチクトウ科

テイカカズラ

テイカカズラ(定家葛)は、本州、四国、九州、朝鮮半島に自生するキョウチクトウ科・テイカカズラ属のツル性木本で、茎から気根を出し、樹幹や岸壁をよじ登り、枝は淡褐色、褐色の毛が密生します。

ツルニチニチソウ(蔓日々草)は、ヨーロッパ原産のキョウチクトウ科・ニチニチソウ属で茎はつるとなり、多少木質で細長く横にはしり、花のつく茎は短く直立するが花後にのびる多年草です。

属は違いますが、花の形や蔓性という性質がいているキョウチクトウ科の植物です。

上のテイカカズラ(定家葛)は、2004年10月11日に宇都宮総合運動公園で撮影した花です。

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テイカカズラ(定家葛)の特徴

テイカカズラ

テイカカズラ(定家葛) 2004年10月11日 撮影 宇都宮総合運動公園

         
和名テイカカズラ(定家葛)
別名マサキノカズラ
学名Trachelospermum asiaticum
科名・属名キョウチクトウ科 テイカカズラ属
分布本州、四国、九州、朝鮮半島
花期5~6月
特徴と育て方

常緑つる性木本。茎から気根を出し、樹幹や岸壁をよじ登り、枝は淡褐色、褐色の毛が密生します。

葉は対生し林冠にたっしている枝の葉は長さ3~7cm、幅1.5~2.5cmの楕円形で全円。革質で、表面には光沢があります。

花は枝先や葉腋に集散花序をだし、白い花をつけます。花冠は直径2~3cmの高杯形、筒部は長さ7~8㎜、上部は5裂します。

果実は袋果。長さ15~25cmの円柱形。種子は長さ1.3cmほどの線形で先端に長さ約2.5cmの冠毛があります。

テイカは藤原定家のことで、カズラはつる性植物という意味です。

春か秋の気温が高い時期が植え付けの適期です。乾きやすいところでは堆肥や腐葉土を土にたっぷり混ぜ込んでおき、できるだけ水もちの良い土にしておきます。

根が粗い割には枝葉がよく茂るので、地植えの場合は枝を切り詰めて植えた方がよいようです。根付けばかなり強いようです。

挿し木で殖やすことが出来ます。

ツルニチニチソウ(蔓日々草)の特徴

ツルニチニチソウ

ツルニチニチソウ(蔓日々草) 2005年4月15日 撮影 星野自然村

         
和名ツルニチニチソウ(蔓日々草)
別名ビンカ
学名Vinca major
科名・属名キョウチクトウ科 ニチニチソウ属
分布ヨーロッパ原産
花期4~6月
特徴と育て方

観賞用に栽培される多年草。

茎はつるとなり、多少木質で細長く横にはしり、花のつく茎は短く直立するが花後にのびます。

花は初夏、葉腋ごとに花柄を出し上向きに淡紫の1花を開き、花冠はやや回旋します。

日当たりを好みますが半日陰でも育ちます。用土は水はけのよい用土が適し、鉢植えは赤玉土を主に腐葉土、川砂などの混合用土、草花用培養土を用います。

地植え、斑入り種などは寄せ植えに植えることが多いのでしょうが、植え付け時に元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植えます。

鉢植えは用土が乾いたらたっぷりやりますが、地植えは根付いたら必要ありません。

つるの伸びが速く、広がりすぎるときは、不要な部分の切り戻しや間引きを行います。殖えすぎて困る方も多いようです。

挿し木で殖やすことが出来ます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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