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広告 自然の中の花科名ーア行

オククルマムグラ(奥車葎)、クルマムグラ(車葎)、キヌタソウ(砧草)を比較

オククルマムグラ

オククルマムグラ(奥車葎)、クルマムグラ(車葎)、キヌタソウ(砧草)は、アカネ科・ヤエムグラ属で、葉は輪生しており、かなり似ています。

オククルマムグラ(奥車葎)、クルマムグラ(車葎)は普通6枚輪生、キヌタソウ(砧草)は4枚輪生しています。

オククルマムグラは、茎や葉の裏面中脈に下向きの刺状毛ががあり、かなり毛深い感じがしますが、クルマムグラとキヌタソウには茎の稜上に刺はないことなどから区別ができます。

よく似た花にクルマバソウ属のクルマバソウ(車葉草)があります。

上のオククルマムグラ(奥車葎)は、2003年7月5日に田代山で撮影した花です。

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オククルマムグラ(奥車葎)の特徴

オククルマムグラ

オククルマムグラ(奥車葎) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼

オククルマムグラ

オククルマムグラ(奥車葎) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼

         
和名オククルマムグラ(奥車葎)
学名Galium trifloriforme
科名・属名アカネ科 ヤエムグラ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期6~7月
特徴

高さ20~50cm。

クルマムグラに似るが、茎や葉の裏面中脈に下向きの刺状毛があります。

葉は普通6個輪生し、長楕円形で、長さ2.5~4cm、先端は短く尖ります。

茎の上部の集散花序に、10数個の白色の花をつけ、花冠は直径2.5mmほど、先は4裂します。

オククルマムグラ

オククルマムグラ(奥車葎) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

クルマムグラ(車葎)の特徴

クルマムグラ

クルマムグラ(車葎) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道

クルマムグラ

クルマムグラ(車葎) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道

         
和名クルマムグラ(車葎)
学名Galium japonicum
科名・属名アカネ科 ヤエムグラ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期6~7月
特徴

茎は高さ20~50㎝になり、4稜があり、稜上に刺はない。葉は6個輪生し、披針形で長さ1~3㎝。

茎の上部の集散花序に10数個の白色の花をつけます。花は直径2.5cm。先は4裂します。

萼には長毛がある。。

花後の実にはかぎ状の毛が有あります。

クルマムグラ

クルマムグラ(車葎) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

クルマムグラ

クルマムグラ(車葎) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

キヌタソウ(砧草)の特徴

キヌタソウ

キヌタソウ(砧草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺

キヌタソウ

キヌタソウ(砧草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺

         
和名キヌタソウ(砧草)
学名Galium kinuta
科名・属名アカネ科 ヤエムグラ属
分布本州、四国、九州
花期7~9月
特徴

山地の林縁に生える多年草。

茎は四角形で無毛、直立して高さ30~60㎝になり、ほとんど枝分かれしない。

葉は4個輪生し、柄はなく、卵状披針形または披針形で長さ2~8㎝、幅0.8~2.5㎝、先は尾状に細く尖り3脈が目立つ。質はやや硬い。

茎の上部に円錐状の集散花序を作りまばらに多数の白色の花をつける。花冠は直径2.5㎜、先は4裂します。

果実は球形で無毛。

キヌタソウ

キヌタソウ(砧草) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

キヌタソウ

キヌタソウ(砧草) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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