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広告 自然の中の花科名ーア行

ガクウツギ(額空木)、ノリウツギ(糊空木)を比較

ガクウツギ

ガクウツギ(額空木)は 関東以西の山地に広く分布するようですが、ノリウツギ(糊空木)は全国によくみられ、分布域が広いことから出会う機会の多い植物です。

ガクウツギは春に咲くことから優しそうな咲き方をするのに比べて、夏に咲くノリウツギはこんもりと豪華に咲きます。

どちらもアジサイの仲間ですが、ウツギと名前がついていることからウツギに似ているところもあるようです。ノリウツギには豪華な園芸品種も多くあるようです。

上のガクウツギ(額空木)は、2004年5月29日に日光植物園で撮影した花です。

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ガクウツギ(額空木)の特徴

ガクウツギ

ガクウツギ(額空木) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

         
和名ガクウツギ(額空木)
学名Hydrangea scandens
科名・属名アジサイ科 アジサイ属
分布関東以西の山地に広く分布する。東海地方、近畿地方、四国、九州
花期晩春
特徴

山地に生える落葉低木。

高さ1.5m位、多数分枝し枝は細く白い髄を持ち、若枝は細毛があります。

葉は対生し薄く長さ3~9cm。

花は晩春、枝先に花序をつけるが、周囲に白い萼弁からなる少数の装飾花と、その中に多数の両性花が開く。

和名額空木は空木に似ていて、装飾花を額に見たてた名。

ノリウツギ(糊空木)の特徴

ノリウツギ

ノリウツギ(糊空木) 2007年7月25日 撮影 那須沼原

ノリウツギ

ノリウツギ(糊空木) 2003年7月18日 撮影 赤城山

         
和名ノリウツギ(糊空木)
別名ノリノキ、サビタ
学名Hydrangea paniculata
科名・属名アジサイ科 アジサイ属
分布北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、中国、台湾
花期7~9月
特徴

高さ2~5mの落葉低木~小高木。

葉は対生、または3輪生する。葉身は長さ5~15cm、幅3~8cmの楕円形~卵状楕円形。先は細く尖り、基部は広いくさび形~円形。ふちには浅く鋭い鋸歯があります。

枝先に長さ8~30cmの円錐花序を出し、装飾花は白色で、萼弁は3~5個、長さ約2.5㎜の卵状楕円形で、花時には平開する。雄蘂は10個、花柱は3個。

草原の低木林や林縁など、山地の日当たりのよい所では普通に見られます。

樹液を和紙を漉く際の糊に利用したため、この名がつきました。

ノリウツギ

ノリウツギ(糊空木) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

ノリウツギ

ノリウツギ(糊空木) 2003年8月3日 撮影 志津温泉

ノリウツギ

ノリウツギ(糊空木) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
果実が出来始めている

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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