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早春の花・山野草の育て方

タンチョウソウ(イワヤツデ)の育て方

タンチョウソウ(丹頂草)

タンチョウソウ(丹頂草)はとても丈夫な植物なので、小さな鉢に植えて小盆栽のように育てたり、石付けにしたりと利用範囲の多い植物です。

下の写真は庭石にケトで苗をつけたものですが、小さく育ってつやのある八つ手の形の葉が春の庭に風情を出してくれています。

小さな鉢に植えて小型に育てたものも、山野草展などで見ることもありますが、園芸品種として小型のものも出回っているようです。

上のタンチョウソウ(丹頂草)は、自宅で2006年4月14日に撮影したものです。

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タンチョウソウ(丹頂草)の特徴と育て方

タンチョウソウ

タンチョウソウ(丹頂草) 2006年4月14日 撮影 栽培品

 
和名タンチョウソウ(丹頂草)
別名イワヤツデ(岩八手)
学名Aceriphyllum rossii
科名・属名ユキノシタ科 アセリフィラム属
分布朝鮮半島、中国東北部
花期4月中旬
特徴

日陰の岩盤や岩だななどに自生している、花茎10cm~30cm、高さ50~70cmの多年草。

ヤツデに似た掌状の葉の山草で、根茎から葉と花茎を出します。

花茎の先端には白い花が集散状に咲きます。

葉と花が鑑賞できるのでロックガーデンに植えたり鉢植えにされます。

育て方

丈夫な植物で、やや陰地のグランドカバーにも向いています。

半日陰で、湿り気のある環境を好み、乾燥は嫌いますが、環境に対する適応性はあるようで、上の写真のように庭石にケト付にしても小さく咲いて見栄えがします。

繁殖は株分けか種まき。

小さな鉢に植えて小さく育てたものを山野草展で見かけますが、小さな姿に園芸化されたものもあるようです。

タンチョウソウ(丹頂草)のまとめ

タンチョウソウ

タンチョウソウ(丹頂草) 2004年4月5日 撮影 栽培品

上の写真のように花と葉が一緒に出てきて、とても可憐です。最初は小さいのですが、花が咲き切るにしたがって大きくなり葉も多くく広がります。

半日陰を好みますので庭木の下などで楽しむ他、丈夫な植物ですので鉢で、小さく育てたり、石つけにしたりと利用範囲が大きいのが、嬉しい植物です。

また日陰でも育つので、北側に涼しそうなものが欲しい時などにも役に立ちそうです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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