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広告 早春の花・山野草の育て方

ホソバナコバイモ(細花小貝母)の育て方

ホソバコバイモ

ホソバナコバイモ(細花小貝母)は、本州(中国地方)、九州に自生するコバイモの中間です。細い釣鐘形の花が特徴で、突起もありません。

わが家で栽培しているコバイモの中では一番元気で、球根も殖えています。早春に芽を出して花を付け、暑くなるころには休眠に入ってしまうために、花後の短い期間に肥培しなければなりません。

上のホソバナコバイモ(細花小貝母)は、自宅で2018年2月15日撮影したものです。

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ホソバナコバイモ(細花小貝母)の特徴と育て方

ホソバナコバイモ

ホソバナコバイモ(細花小貝母) 2008年3月5日撮影  栽培品

ホソバナバイモ

ホソバナコバイモ(細花小貝母) 2011年3月5日撮影  栽培品

 
和名ホソバナコバイモ(細花小貝母)
学名Fritillaria amabilis
科名・属名ユリ科 バイモ属
分布本州(中国地方)、九州
花期3~5月
特徴

山地の林内に生える多年草。

10~20㎝の茎頂に、細い筒状鐘形で長さ1.5㎝の花を下向きに咲かせます。

花被片は網目状の斑紋がほとんどなく、条線があります。

外側の突起は目立たない。葯は白色。

育て方

春から開花までは日当たり、花が終わったら半日陰、休眠したら棚下などの日陰で管理します。

地上部のある間と秋に置き肥と液肥を併用し、ブドウ糖2000倍液を与えます。

潅水は乾いたら与えるようにし、休眠中も与えます。

アブラムシが付きやすく、ヨトウムシ、ナメクジなどの食害に合いやすいので気を付けて見回ります。また炭そ病、ウイルス病等にもかかりやすいので、環境整備や薬剤散布が必要です。

植え替えは隔年の秋、根が動き出す前に行い、硬質鹿沼土、赤玉土に軽石土や桐生砂を1割程度入れた混合用土で水はけよく植えます。

増殖は分球で殖えにくいため、種からの栽培が良いようです。しかし、自家受粉は難しいとのことですので、数本の栽培が必要になりそうです。

ホソバナコバイモ(細花小貝母)

ホソバコバイモ

ホソバナコバイモ(細花小貝母) 2011年3月15日撮影  栽培品

日本に自生するコバイモの仲間が大好きで、何度も種を播いたのですが発芽せず、仕方がなく数種類の苗を購入しました。

コバイモの仲間は実生でかなり増えるようですが、種の状態なども大切なのでしょうか。我が家では一度も芽生えなかったことからあきらめて苗を購入しましたが、その植物が実生から育てた苗であることから購入することにしました。

そしてどのような植物であっても栽培して見ないことには、どのくらい栽培が難しく困難であるかはわかりません。

そのような思いで購入したホソバナコバイモ(細花小貝母)でしたが、最初1球だったものが2球に殖えて毎年花を見せてくれますが、8年以上過ぎた現在でも開花株は2球どまりで、小苗が少しある程度です。

その後開花株が4本開花、小苗が出来ているので他のコバイモに比べて殖えているのを嬉しく思います。

他のコバイモは咲いたり咲かなかったりと何とか生きている状態ですので、我が家で育てているコバイモの中ではホソバナコバイモ(細花小貝母)が一番元気ですが、コバイモ類の栽培はやはり難しいと思っています。

目立たない花でありながら、このような魅力的な花が日本にあることはとてもうれしいことです。私が住んでいる近辺には自生地がないことから、私はまだ自生の花を見たことがありません。

わが家で育てている、育てたことがあるコバイモ

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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