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広告 早春の花・山野草の育て方

ヒゴスミレ(肥後菫)の育て方

ヒゴスミレ

ヒゴスミレは、ほかの苗をいただいた時に鉢の中に入っていたスミレです。ほかのスミレがいつの間にか消えてしまうのに、30年以上も我が家の庭に咲き続けてくれる可憐なスミレです。

秋には消えてしまうのですが、種で更新を続けながら春になると好きなところに芽生えて、大株になっていたり、小さな株だったりと思い思いに咲いています。

花も株もエイザンスミレより小型で、すっきりした花の形がとても素敵で、早春の庭を飾ってくれます。

日本の複葉スミレでは、エイザンスミレ、ナンザンスミレ、ヒゴスミレの3種が知られているようですが、スミレらしからぬ葉がとても魅力的です。

現在は園芸品種として栽培されているベニバナナンザンスミレも出所が分からないもののよく知られています。

上のヒゴスミレ(肥後菫)は、自宅で2004年4月5日に撮影したものです。

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ヒゴスミレ(肥後菫)の特徴と育て方

ヒゴスミレ

ヒゴスミレ(肥後菫) 2007年4月1日 撮影 栽培品

 
和名ヒゴスミレ(肥後菫)
学名Viola chaerophylloides f. siebodiana
科名・属名スミレ科 スミレ属
分布本州、四国、九州
花期4~5月
特徴

山地の日当たりの良い草地や林内などに生える多年草。

葉は3全裂し、側裂片はさらに全裂し、5全裂となる。小葉はさらに細かく切れ込む。

花は直径1.5~2cm、白色まれに淡紅色で芳香のあるものが多い。

育て方

庭植えは、日当りがよく水はけの良い所に植えます。

鉢植えの場合は、鉢底に礫を敷き、微塵を抜いた山砂に鹿沼土や赤玉土を2~3割混ぜた用土に植え込み、株のまわりにマグアンプKの中、大粒を4~5粒ほど元肥として埋め込み、薄い液肥をときどき施します。

水は春と秋は毎朝1回、夏はさらに夕方にやり、冬は用土が乾き過ぎない程度にやります。乾かし気味に育てよく日に当てます。

わが家は地植えで育てていますので、零れ種から実生で殖えています。

ヒゴスミレ(肥後菫)ばかりでなくスミレの仲間は鉢植えで育てるのが苦手

ヒゴスミレ

ヒゴスミレ(肥後菫) 2004年4月3日 撮影 栽培品

他の方はスミレを鉢植えでどのように育てているのだろうと時々思うことがあります。我が家は数年間は何とか鉢植えでも育つのですが、いつの間にか消えてしまうということが常です。

種で更新しながら殖やすことは可能だと思いながら、種が飛んでしまって採取できなかったりとかなり苦労していたので、スミレの栽培はやめていますが、ヒゴスミレや丈夫なスミレが数種類庭でこぼれ種で殖えて、早春の庭に咲いてくれるのを楽しみにしている状態です。


そのようなことからヒゴスミレは育てているとはいいがたい植物かもしれません。実際に植えた覚えもないので、いただいた苗についてきて、毎年可憐な花を見せてくれている植物です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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