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広告 早春の花・山野草の育て方

ヒダカソウ(日高草)の育て方

ヒダカソウ

アポイ岳とその周辺に自生するヒダカソウ(日高草)は日本の固有種で、同じ仲間のキタダケソウとともに美しい花だと写真を見ては思っていました。

現在はそのような花が、寒冷地で種から育てられるようで園芸店や野草店に出回っています。

実物を見たことだけで感動してしまいましたが、種から育てた苗なので育つかもしれないとの期待から、さほど高価でもないので購入してしまいました。

上のヒダカソウ(日高草)は、自宅で2005年4月6日に撮影したものです。

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ヒダカソウ(日高草)の特徴と育て方

ヒダカソウ

ヒダカソウ(日高草) 2006年3月17日撮影  栽培品

和名ヒダカソウ(日高草)
学名Callianthemum miyabeannum
科名・属名キンポウゲ科 キタダケソウ属
分布北海道(アポイ岳とその周辺)。日本固有
花期5~6月
特徴

高山帯の蛇紋岩地や凝灰岩地に生える多年草。高さ10~25㎝。

葉は2回3出複葉。根生葉の頂小葉の柄は側小葉の柄の1~2倍。開花後に展開し、はじめ粉白色でやがて緑色になります。

花は直径2~2.5㎝、花弁は10個内外、基部近くに赤褐色の斑紋がある。花弁の長さは幅の2倍以上。

育て方

植え替え時には鉢底に大粒の軽石を入れ、植え土は桐生砂、軽石砂、日光砂、硬質鹿沼土などを適当に混ぜ、ケトダマを1割くらい入れ、根に触れないように底のほうにマグァンプK を入れて植えました。

他の高山植物と同じように、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をしています。

種から育てて流通している苗は意外と丈夫のようで、早春に花が見られるので毎年秋に植え替え、他の高山植物とおなじようにポリカーボネートの波板の屋根下で雨を避けて涼しい場所で管理していました。

しかし、数年間は花が咲きましたが、関東地方の住宅地の暑い夏は越すのが難しかったのか、猛暑が続いた時に枯れてしまいました。

ヒダカソウ(日高草)のまとめ

ヒダカソウ

ヒダカソウ(日高草) 2007年3月11日撮影  栽培品

同じ仲間のキタダケソウは見たことがありませんが、ヒダカソウの花を見た時に女神のような花だと思いました。我が家では育てるのが難しいと思いつつも、種から育てた苗のような株を見つけた時に購入してしまいました。

そして、数年間その女神のような花を見ることができたことをとてもうれしく思いましたが、その後関東地方も猛暑日が続くようになってきたときに枯れてしまいました。

この頃の暑い夏では育てることは無理だろうと思うので、花を見ることができて、写真を写すことができたことを幸運に思っています。もう私は2度と育てることはないだろうと思いながら、この写真を眺めています。

今でも、種から育てたを販売しているところもあるので、冷涼な地方では育てることができるのではないかと思っていますが、自生地でも環境の変化によって見ることが少なくなっているということから、こころして育てなければならない植物なのだろうと思います。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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