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広告 早春の花・山野草の育て方

ドラバ・ポリトリカ(Draba polytricha)の育て方

ドラバ・ポリトリカ

ドラバ・ポリトリカは、アルメニア、トルコの高山に自生するイヌナズナ属の植物です。私は種から育てましたが、種からの発芽率はよく、毎年ロゼットが大きくなりますが、大きくなったのは夏に枯れやすいので、種から更新します。

種もできやすいので、きちんと更新すれば長年楽しむことが出来ます。

上のドラバ・ポリトリカは、自宅で、2008年3月26日に撮影下2004年3月播種の花です。

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ドラバ・ポリトリカ(Draba polytricha)の特徴と育て方

ドラバ・ポリトリカ

ドラバ・ポリトリカ 2007年3月18日撮影 栽培品 2004年3月 播種

 
和名ドラバ・ポリトリカ
学名Draba polytricha
科名・属名アブラナ科 イヌナズナ属
分布アルメニア、トルコの高山
花期栽培は3月
特徴

高さ4㎝ほどのクッション形、大株になるともっと大きな円形に花が咲き誇ります。葉は銀白の密なロゼット。花は明るい黄色で繖形に多花。

花は明るい黄色で繖形に多花。葉が見えないくらい黄色花が被う姿は見事です。

育て方

排水性の高い用土、軽石、富士砂、日光砂など手に入る用土に硬質鹿沼土を主にした混用用土で植え、風通しの良いところで日光に良く当てて雨を避けて管理し、毎年植え替えしています。植え替時に元肥としてマグァンプK を根に触れないように入れます。

繁殖は種を播きますが、零れ種で鉢に芽生えますが、ロゼットが大きくなると上記のように鉢一面に花が咲きますので種を採取して播かないと夏の暑さで根腐れをおこしてしまいます。

ロゼットを埋めるように咲く黄色の花は輝いて綺麗ですが、ロゼットが大きくなるにしたがって夏越しが難しくなるので、実生での更新は必須です。

肥料は他の高山植物と同じように、春はハイポネックスの2000倍を10日に1回くらい水がわりにやり、秋にハイポネックスの2000倍を1カ月ごとに施します。

水は表面が乾いたらやりますが、葉にはかからないように気をつけます。定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

ロゼットを生めるように咲くドラバ・ポリトリカ

ドラバ・ポリトリカ

ドラバ・ポリトリカ 2006年3月17日 撮影 栽培品 2004年3月播種

ドラバ・ポリトリカ 2005年3月21日 撮影 栽培品 2004年3月播種

ドラバ・ポリトリカ

ドラバ・ポリトリカ 2008年4月4日 撮影 栽培品 2004年3月播種


播種して、1年目にはきれいに花が咲き、1年ごとにロゼットが大きくなります。毎年植え替えて鉢を大きくしていますので、最上段のロゼットはかなり大きくなっています。

この花が咲いた年の夏には枯れてしまいましたので、種を播いて更新しなければ、継続して育てるのは難しいようです。

株分けは無理ですので、ポリカーボネートの波板の下で雨を避けて種から更新すれば毎年花を見ることができ、早春に大きなロゼットの花が咲き誇るのを見るとまばゆいばかりに春の到来を感じることができます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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-早春の花・山野草の育て方