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広告 早春の花・山野草の育て方

シロウマナズナ(白馬薺)の育て方

シロウマナズナの仲間は、ウスキナズナ、ハクホウナズナなどの種を播きました。よく似ていて見分けがつきにくいが、ウスキナズナ、ハクホウナズナは毛が密生し、灰白色に見えるのに対し、シロウマナズナの茎は無毛なのが特徴です。

これらはかなり丈夫で、数年間花が咲いていましたが、植え替えを後回しにしたために猛暑の年に枯れてしまいました。

丈夫そうに見えても高山植物ですので、こころして育てなかったことを悔いています。

上のシロウマナズナ(白馬薺)は、自宅で2005年3月22日に撮影した2004年2月播種の花です。

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シロウマナズナ(白馬薺)の特徴と育て方

 
和名シロウマナズナ(白馬薺)
学名Draba shiroumana
科名・属名アブラナ科 イヌナズナ属
分布本州(黒斑山、白馬山系、仙丈ガ岳、北岳、間ノ岳、荒川岳、悪沢岳、赤石岳)。日本固有。
花期自生地:3~4月  栽培:6~7月
特徴

高山帯の岩場に生える多年草。

高さ5~10cm。無花茎は高さ2cm以下、先に数個の葉を葉を叢生、葉は線状倒披針形、長さ5~15㎜、全縁または突起状の鋸歯が1~対あります。

有花茎の茎葉は1~3個、縁に単純毛、ときに2分岐毛があります。茎は無毛。花は白色。花序は数花~10数花。

果実は長さ8~9㎜、少しねじれる。種子には付属体がない

育て方

高山の岩場が自生地のようなので、富士砂、桐生砂、軽石砂に硬質鹿沼土を主にした混合用土で、排水良く植えます。

花後か9月中旬~10月中旬に毎年植え替え、植え替え時に元肥を施します。

日光にあて、風通し良く、長雨に当てないように育てます。

丈夫そうに見えたので、ロックガーデンに植えていたのが災いしたようで、いつの間にか溶けてしまいました。

ナズナの仲間と言っても高山性で、茎や葉が柔らかいので、種からのの更新、植え替えは欠かせないのではないかと思いました。

シロウマナズナ(白馬薺)

シロウマナズナ、ウスキナズナ、ハクホウナズナなどの種をいただき播きましたが、発芽率も良く、1年後には花がたくさん咲きました。

たくさんの苗が育ったので、半分くらいはロックガーデンに植えて数年はきれいに花が咲いていました。鉢植えも毎年素朴な花が咲いていましたが、この時期は種を播きすいたと言っても言い過ぎではないくらいの種を播いたので、芽生えたものの植え替え、花後の株分けと手が回らなくなっていました。

そのようなことから、植え替えを怠ったことが長く育てることができなかった原因になっています。高山植物を育てようと思ったら多くの品種は毎年の植え替えを考えなければなりません。

現在は、植え替えができる範囲の高山植物を大切に育てることを考えています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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