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アンドロサケ・カルネア(Androsace carnea)の育て方

アンドロサケ・カルネア

ピレネー、アルプスに自生するアンドロサケ・カルネアは、草丈は3~5cmで標高1200~3000mの湿った岩礫斜面、岩棚、草付きの岩上などに生えます。

ロゼットに花茎を立ててピンクや白の花を咲かせますが、岩陰に生えている時には見えないくらい小さな姿だということです。

上のアンドロサケ・カルネアは、自宅で2007年3月24日に撮影したものです。

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アンドロサケ・カルネア(Androsace carnea)の特徴と育て方

アンドロサケ・カルネア  2004年3月24日撮影  栽培品

 
和名アンドロサケ・カルネア
学名Androsace carnea
科名・属名サクラソウ科 トチナイソウ属
分布ピレネー、アルプス
花期栽培:3~4月 自生地:7~8月
特徴

草丈は3~5cm。標高1200~3000mの湿った岩礫斜面、岩棚、草付きの岩上などに生えます。

葉は針状に密集し株元で小さなロゼットを形成し、かなり細い匍匐枝を伸ばして増えます。

ロゼットに花茎を立てピンクの小さな花を咲かせるが山で岩陰に生えている時は見つからないくらいの小さな花姿で、変異が多い。

育て方

やや酸性土壌を好む。鉢底に大粒の軽石を入れ、植え土は富士砂、桐生砂、軽石、日光砂などに硬質鹿沼土を主にした混合用土で、根に触れないように底のほうにマグアンプKを入れて植えます。

植え替えは毎年、花後の5月~6月中旬と9月中旬~10月中旬、その年により用土などは少し替えることもあります。

春から開花期は日向に、開花後は雨の当たらない半日陰か寒冷紗で日差しを遮ります。

高温多湿を嫌うので、用土は粗目の用土を用い、軟腐病で根腐れするのを防ぐためにベンレートを施しアブラムシに注意します。

サクラソウの仲間は暖地では種ができないが、アンドロサケ・カルネアは結実します。ロゼットが大きくなると、夏越しが難しくなるので、実生で更新するとよいようです。

わが家も種から育てていますが、アンドロサケ・カルネアは山野草の好きなネット友達からいただいて育てました。


アンドロサケ・カルネアまとめ

アンドロサケ・カルネア

アンドロサケ・カルネア  2007年3月17日撮影  栽培品

アンドロサケ・カルネアは草丈1㎝くらいのとっても小さなロゼット状の株です。細い匍匐枝を伸ばして増えますが低地ではそれほど元気にふえることもありません。

その株が年々大きくなって見栄えがするようになりますが、高温多湿の関東地方の我が家では根腐れをおこして枯れてしまいますからそれほど殖えることもないのが現状です。

高山植物は種がとれないものが多い中で、高温多湿の我が家でも結実しますので、毎年種を播いて絶やさないようにすることができました。そのようにして数年間花を見ることができていましたが、忙しさにかまけて種を播かなかった年の猛暑の年に親株を枯れてしまいました。

ここ数年、夏の暑さが厳しくなっていますので、関東地方での高山植物の栽培は難しくなっていて、少しずつ大切な高山植物が絶えていくのが現状です。我が家は車庫の上を高山植物の置き場にして、 ポリカーボネートの波板で屋根をつくり真夏は寒冷紗をして風通しが良いようにしているので育つものもあるようです。

元気に育つ高山植物は毎年の植え替えは欠かせませんが、かなり殖えてくれますし、環境にあいそうなものはロックガーデンでも育つようになっています。

高山植物を育て始めて40年近くになり、その頃から育てていて、現在も元気に育っているものもあるので、それらを大切にして枯れたものは写真と思い出だけを残しておこうと思っています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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