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広告 夏の花・山野草の育て方

スルガラン(駿河蘭)の育て方

スルガラン

スルガラン(駿河蘭)は、日本南部、中国、インド、スリランカ、スマトラ、ボルネオに自生する夏咲きの欄です。日本にもあるようですがかなり減っているということです。

ランは冬暖かく、夏は涼しく管理するのが基本ですが、スルガランは寒さに強く、暖房のない家の中で越冬でき、夏は雨に当てないよう涼しい日陰で管理すれば、設備がなくても栽培できます。

夏に咲いてくれる貴重なランで、我が家は30年近くの持ち越し株を育てています。

上のスルガラン(駿河蘭)は、自宅で2013年8月16日に撮影した花です。

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スルガラン(駿河蘭)の特徴と育て方

スルガラン

スルガラン(駿河蘭) 2011年8月4日 撮影 栽培品

           
和名スルガラン(駿河蘭)
別名ケンラン(建蘭)、オラン(雄蘭)
学名Cymbidium ensifolium
科名・属名ラン科 シンビジウム属
分布日本南部、中国、インド、スリランカ、スマトラ、ボルネオ
花期
特徴

茎・葉球茎は小型で3・4枚の葉をつけます。

花茎は長さ30~40㎝で、5~10花をつけます。

花径約4㎝。

他のランの咲かない7月頃と9月頃に、花が見られることから人気があります。

花は、黄色に近い黄緑色で、唇弁には赤紫色の斑点があり、甘い芳香を漂います。

                    

耐寒性に富み、温室も要らず、室内で越冬もできます。

育て方

ランは冬暖かく夏涼しくが基本です。

冬期は日当たりの良い縁側などに置いて、夜間の冷え込みに注意し、春暖かくなったら戸外の直射日光の当たらない場所に出して長雨を避けて管理します。

用土は水はけが良く適度に吸湿性のある用土なら何でも良いが(蘭栽培用に用いられるようなもの)、わが家は軽石と日向土とヤシガラを少量混ぜて植えています。

潅水は鉢内の水分がなくなったら潅水するのが原則です。鉢や用土によっても変わるが、冬期は5日~1週間に1度、午前中に潅水し、春秋は3~5日に1度。夏は2日に1度位が目安です。

真夏と冬を除いて1ヶ月に3~4回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。。

夏に花が咲くために、風通しの良い場所に置かないと花がきれいに咲かずに蒸れてしまうことがあります。

スルガラン(駿河蘭)まとめ

スルガラン

スルガラン(駿河蘭) 2004年7月15日 撮影 栽培品

夏に花が咲くランなので、夏に涼しく管理しないときれいに花が咲かないので風通しの良い場所に置きます。

冬は日の当たる窓際などが良く、暖かくなったら戸外の日陰で、長雨に当てないように、水をやり過ぎないようにします。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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