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ミツバフウロ(三つ葉風露)の育て方|ゲンノショウコ(現の証拠)

ミツバフウロ

ミツバフウロ(三つ葉風露)は、北海道、本州、四国、九州の山地に生える高さ30~80cmの多年草なので、鉢植えで管理するのは場所が必要なので地植えにしていますが、猛暑日が続くと弱ってきてしまいます。

フウロソウの仲間は鉢も置く場所がないので庭植えが多くなっていますが、庭植えは手入れが行き届かずに枯らしてしまうことが多くなります。

野山で写したゲンノショウコの写真と特徴を下に載せています。ミツバフウロは、葉が三つ葉であること、さほど毛深くないこと、照りがあること、かなり大きく育つことなどから違いが分かりました。

上のミツバフウロ(三つ葉風露)は、自宅で2017年7月25日に撮影した2004年10月23日に播種した苗からの花です。

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ミツバフウロ(三つ葉風露)の特徴と育て方

ミツバフウロ(三つ葉風露) 2018年9月26日 撮影 栽培品

           
和名ミツバフウロ(三つ葉風露)
別名フシダカフウロ
学名Geranium wifordii
科名・属名フウロソウ科 フウロソウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~10月
特徴

山地に生える高さ30~80cmの多年草。茎の基部は倒伏します。

茎や葉柄には下向きの毛があります。

葉は3深裂歯、毛があり、托葉は離生します。

花は淡紅紫色で直径1~1.5cm。

ミツバフウロの花は変化が多く、円形に近いものから、長楕円形のものなどもあります。

育て方

根は太くて細根が少なく長いので、大きめの鉢に、鉢底ににゴロ土を入れ、硬質鹿沼土を主に桐生砂、軽石砂などの混合用土で、根に触れないようにマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植込みます。

排水よく、過湿にならないように気をつけます。他のものと混植しないほうが生育がよいようです。

植え替えは、毎年、芽が出る直前の2月~3月上旬に行います。

潅水は普通にし、1日中日の当たる通風の良い場所に置くが、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下に置き真夏の直射日光は避けます。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

ミツバフウロは性質は強いので、それほど気を使わなくても良いかもしれませんが、関東地方の住宅地は年々猛暑日が多くなってくるので、草原に咲いているようなものこそ手をかけないと枯れてしまいます。

しかし、ミツバフウロは大型になるので、地植にしていますがやはり暑さでよわってくるようで、大株は枯れて零れ種からの苗が育つという感じです。

ミツバフウロ(三つ葉風露)

ミツバフウロ(三つ葉風露) 2005年7月9日 撮影 2004年10月23日に播種した苗からの初花

名草巨石群近辺と井頭公園(高山植物館)のミツバフウロ(三つ葉風露)

ミツバフウロ(三つ葉風露)

ミツバフウロ(三つ葉風露) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺

ミツバフウロ

ミツバフウロ(三つ葉風露) 2004年12月17日 撮影 井頭公園(高山植物館)


ミツバフウロ(三つ葉風露)とゲンノショウコ(現の証拠)まとめ

ミツバフウロ(三つ葉風露)とゲンノショウコ(現の証拠)の写真を見て、花を見る限り見分けがつかないことに気が付きました。

写真を写したときは葉や全体の形から、あるいは名札がついていて間違いがなさそうだとかで決めましたが、写真を並べて見て、区別が難しいことに気が付きました。


ゲンノショウコ(現の証拠)の特徴

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠) 2004年8月8日 撮影 乗鞍高原

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠) 2004年8月8日 撮影 乗鞍高原

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠)葉 2004年8月8日 撮影 乗鞍高原

         
和名ゲンノショウコ(現の証拠)
学名Geranium thunbergii
科名・属名フウロソウ科 フウロソウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~10月
特徴

山地に生える高さ30~80cmの多年草。茎の基部は倒伏します。

茎や葉柄には下向きの毛があります。

葉は3深裂歯、毛があり、托葉は離生します。

花は淡紅紫色で直径1~1.5cm。

ミツバフウロの花は変化が多く、円形に近いものから、長楕円形のものなどもあります。

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠) 2003年9月6日 撮影 鹿沢温泉

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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