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広告 春の花・山野草の育て方

ヤマブキソウ(山吹草)の育て方|仲間のクサノオウとタケニグサ属のタケニグサの特徴

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ(山吹草)は、本州、四国、九州、中国の山野の落葉樹林内に群生する多年草です。

ヤマブキとは科も違う植物ですが、花が似ている草であることから、ヤマブキソウとの名前があります。

は径3cm~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色でとてもきれいな花を春に咲かせますので庭植に好まれて植えられています。

ケシ科・クサノオウ属のクサノオウ(草ノ王)とケシ科・タケニグサ属のタケニグサ(竹似草)の特徴と写真を下に載せています。

上のヤマブキソウ(山吹草)は自宅で2017年4月22日に撮影した花です。

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ヤマブキソウ(山吹草)の特徴と育て方

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ(山吹草) 2007年5月13日 撮影 栽培品

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ(山吹草) 2018年4月13日 撮影 栽培品

     
和名ヤマブキソウ(山吹草)
学名Chelidonium japonicum
科名・属名ケシ科 クサノオウ属
分布本州、四国、九州、中国
花期4~5月
特徴

山野の林内に群生する多年草。

高さ30~50cm。根生葉は長柄がある奇数羽状。小葉はふぞろいの鋸歯と切れ込みがあります。

花は径3cm~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色です。

蒴果は線形で長さ約4cm。

和名は山吹の花色に似ているからついていますが、ヤマブキとは科も違います。

育て方

地植えでは、腐食質であまり風の当たらない半日陰に植えます。

鉢栽培では、硬質赤玉土、軽石などを主体とした培養土に、2割ほど腐葉土を混用した用土で、マグァンプK を根に触れないように入れて、植えます。

草全体が柔らかいので水切れを起こすと枯れてしまうので、十分に潅水し、開花期までは日に当て、それ以後は日陰で管理、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

春に芽が出て開花するまでの間と秋に涼しくなってきて地上部が枯れる少し前までの期間、月2~3回液体肥料を与え、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

植え替えは1~2年に1度。適期は9月中旬~10月中旬」。

我が家は半日陰で、軽石、腐葉土を混ぜて水はけと水持ちの良い場所に植えています。

仙人ヶ岳のヤマブキソウ(山吹草)

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ(山吹草) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ(山吹草) 2015年4月29日 撮影 仙人ヶ岳

ヤマブキソウ(山吹草)まとめ

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ(山吹草) 2017年4月22日 撮影 栽培品

落ち葉が積もってような林床に生えていることから、乾燥には弱いので、芽生えから花の時期は水をたっぷりやって乾燥させないように育てます。

鉢植えでも、庭植でも適切な場所で栽培すれば、簡単に育てることが出来る野草です。

クサノオウ(草ノ王)の特徴

クサノオウ

クサノオウ(草ノ王) 2008年6月24日 撮影 北海道 小清水原生花園

   
和名クサノオウ(草ノ王)
学名Chelidonium majus var. asiaticum
科名・属名ケシ科 クサノオウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期4月~7月
特徴

高さ30~80cmの2年草。

全体に縮れた毛が多いので、白っぽく見えます。

葉は1~2回羽状に裂けます。

花は鮮黄色で直径2cm。蒴果は長さ3~4cmの細長い円柱形。

茎を切ると黄色い乳液が出るところからこの名があるといい、また丹毒(皮膚病)を治すので草の王という説があります。

この乳液は有毒だが、鎮静や鎮痛の作用もあります。

クサノオウ

クサノオウ(草ノ王) 2003年5月3日 撮影 北海道 花之江の郷

クサノオウ

クサノオウ(草ノ王) 2003年9月30日 撮影 北海道 袋田

タケニグサ(竹似草)の特徴

タケニグサ

タケニグサ(竹似草) 2003年7月18日 撮影 赤城山

   
和名タケニグサ(竹似草)
別名チャンパギク
学名Macleaya cordata
科名・属名ケシ科 タケニグサ属
分布本州、四国、九州
花期7月~8月
特徴

高さ1~2mの多年草。全体に粉白を帯びます。日当たりの良い荒れ地や道端などに多い。

葉は長さ10~30cmで、菊の葉のように裂け、裏面は普通縮毛が密生します。

茎の先に大きな円錐花序をつくり、白い花を多数つけ、花には花弁はなく、萼弁も開花とともに落ちます。

茎や葉を切ると出る黄色の乳液は有毒で、害虫の駆除に用います。

日本では雑草だが、欧米では園芸植物として愛好されているようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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