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チシマタンポポ(千島蒲公英)の育て方

チシマタンポポ

チシマタンポポ(千島蒲公英)は、ヨーロッパ、アルプス山脈の標高2000~3000mの高山の岩場、砂礫に自生する多年草ですが、高山植物でこれほど育てやすいものはないというくらい丈夫です。

砂利がちなロックガーデンに植えるとランナーで殖えるので、植え替える必要はなく、肥料を時々やるくらいで手間のかからない植物です。

コウリンタンポポと同じ仲間ですが、チシマギキョウは高さは10~20cmと小型なので、ロックガーデンにマッチします。

上のチシマタンポポ(千島蒲公英)は自宅で2014年5月20日に撮影した栽培品の花です。

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チシマタンポポ(千島蒲公英)の特徴と育て方

チシマタンポポ

チシマタンポポ(千島蒲公英) 2006年4月12日 撮影 栽培品

     
和名チシマタンポポ(千島蒲公英)
学名Hieracium alpina
科名・属名キク科 ヤナギタンポポ属
分布ヨーロッパ、アルプス山脈
花期6~8月
特徴

ヨーロッパ、アルプス山脈の標高2000~3000mの高山の岩場、砂礫に自生する多年草で、高さは10~20cmになります。

葉や茎は白色の細かい毛に被われ、根生葉は楕円形から長楕円形で、全縁または鋸歯があります。

黒っぽい総苞に包まれた、黄色い花を咲かせる、「コウリンタンポ H. aurantiacum」の近縁種です。

育て方

チシマタンポポは高山性であるが、とても育てやすく、高山植物でこれほど育てやす植物は他にないくらいです。

注意点としては日当たりで水はけよく植えることです。高山植物なので、暖地では風通し良く管理します

春、秋は表土が乾いたら1日1回たっぷり水をやり、夏場はやや乾燥気味にやり、休眠期には鉢内が乾ききらない程度の水やりをします。

春先に化成肥料か油かすなどの有機肥料を施し、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

わが家はロックガーデンに植えているので、ランナーで殖えるチシマタンポポは植え替えの必要がなく、ほとんど放任状態です。

丈夫な高山植物ですが、水はけの悪い用土で育てたことがないので、そのような場所にどのくらい適応するかはわかりません。

チシマタンポポ(千島蒲公英)まとめ

チシマタンポポ

チシマタンポポ(千島蒲公英) 2006年6月1日 撮影 栽培品

チシマタンポポはととても丈夫な高山植物ですが、日当たりの良い場所でと水はけの良い用土を用いて育てます。

ロックガーデン向きの植物で、ランナーで殖えるために植え替えをしないで育てられるのでとても育てやすい花です。

上三依水生植物園のチシマタンポポ(千島蒲公英)

チシマタンポポ

チシマタンポポ(千島蒲公英) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

チシマタンポポ

チシマタンポポ(千島蒲公英) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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