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シナノナデシコ(信濃撫子)の育て方

シナノナデシコ

シナノナデシコ(信濃撫子)は、本州(関東、中部地方)に分布し、山地の河原や荒地、亜高山に生える高さ20~40㎝の多年草です。

茎頂に紅紫色の花を多数つけ、日本の高山に生えるタカネナデシコなどよりは、園芸品種に似た感じで、茎頂に紅紫色の花を多数つけます。

種から育てても、次の年には開花するので殖やすことが楽な植物です。

上のシナノナデシコ(信濃撫子)は自宅で2008年6月5日に撮影した2006年9月播種の苗から花です。

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シナノナデシコ(信濃撫子)の特徴と育て方

シナノナデシコ

シナノナデシコ(信濃撫子) 2010年5月28日 撮影 栽培品 2006年9月播種

     
和名シナノナデシコ(信濃撫子)
別名ミヤマナデシコ
学名Dianthus shinanensis
科名・属名ナデシコ科 ナデシコ属
分布本州(関東、中部地方)
花期栽培:4~5月 自生地:6~9月
特徴

山地の河原や荒地、亜高山に生え高さ20~40㎝の多年草。

茎は四角形で節部が膨れます。

葉は対生し広線形で長さ4~7㎝。基部は茎を抱き、赤みを帯びます。

茎頂に紅紫色の花を多数つける。花は直径約2㎝で花弁は5個。苞は2対。

育て方

中深鉢を使い底にゴロ石を入れて軽石、日光砂、硬質鹿沼土・硬質赤玉土などに苦土石灰を少量入れて水はけよく植えます。山野草培養土でも良いかもしれません。

植えるときに、根に触れないように、マグァンプK などの緩行性肥料を入れます。

植え替えは2月末~3月頃と秋が適期です。我が家はどちらの季節も植え替えて見て、その後の状態が良い方にしています。

春に置き肥して真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

日当たりを良くし、真夏は寒冷紗をかけて涼しくします。湿気が多すぎるのを嫌うので、表面が乾いてからたっぷり水をやります。

高温多湿を嫌うので、水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。

ナデシコ類は株の寿命が短いので、挿し芽か種を播いて株の更新をします。

シナノナデシコ(信濃撫子)まとめ

シナノナデシコ

シナノナデシコ(信濃撫子) 2007年5月25日 撮影 栽培品 2006年9月播種

シナノナデシコ(信濃撫子)

シナノナデシコ(信濃撫子) 2012年6月13日 撮影 栽培品 2006年9月播種

シナノナデシコは、2006年9月に播種して2007年の春には開花しています。それほど育てるのが難しい植物ではありませんが、ナデシコの仲間は株の寿命が短いために大株になると枯れます。

2012年には大株になり花が沢山咲いたのですが、どこか元気がないと思ったら花後に枯れました。やはり挿し芽や種を播いて更新しておかなければいけないようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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