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広告 春の花・山野草の育て方

プリムラ・アルピコラ(Primula alpicola)の育て方

プリムラ・アルピコラ(Primula alpicola)は、ヒマラヤ周辺のチベットやブータンの流れのある土手や、コニファーの森の中の開けた湿った場所の3600~4600mの草地に生え、高さは15~90cmになります。

長楕円形の根生葉から長い茎をのばし、茎長に花径2.5㎝で、広漏斗形で傘状に数個の花をつけます。

クリーム色の花は高山植物の清らかな美しさを持っており、群生はどんなに素敵だろうと想像しています。

プリムラ・アルピコラ(Primula alpicola)の変種のプリムラ・アルピコラ ビオラケアも種から育てました。

上のプリムラ・アルピコラ(Primula alpicola)は自宅で2006年5月29日に撮影した2005年3月23日播種の初花です。

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プリムラ・アルピコラ(Primula alpicola)の特徴と育て方

プリムラ・アルピコラ

プリムラ・アルピコラ(Primula alpicola) 2006年5月26日 撮影 栽培品(2004年4月1日播種の初花)

     
和名プリムラ・アルピコラ
中国名頂花報春
学名Primula alpicola
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布チベット
花期
特徴

流れのある土手や、コニファーの森の中の開けた湿った場所の3600~4600mの草地に生え、高さは15~90cmになります。

しばしば近似色の株が集団をなします。

黄花選別、花径2.5㎝、広漏斗形で傘状に多数の花がつき、良い芳香があります。

葉は長楕円形から楕円形で、長い葉柄と鋸歯があります。

育て方

桐生砂、日向土、軽石、日光砂、硬質鹿沼土などの手に入るものの混合用土にマグァンプK を入れて植えます。

水は秋から春は朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

春と秋は午前中の日に当て、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下で、夏は寒冷紗をかけ涼しくなるように工夫します。

高山の湿地帯や流れのある土手などに生えるプリムラは栽培が困難なものが多く、夏にいかに涼しい環境にできるかが問題だが、関東地方の住宅地で設備のない場所で育てるのは、数年が限度のようでした。

発芽後から初花が咲くくらいまではとても元気でしたが、早春に毎年新しい用土に植え替えても3年くらいしか、苗を維持できませんでした。


プリムラ アルピコラ(Primula alpicola)のまとめ

プリムラ・アルピコラ(Primula alpicola) 2006年5月26日 撮影 栽培品(2004年4月1日播種の初花)

高山性のプリムラの美しさに魅せらえて、沢山の種類の種を播きましたが、流れのある湿原に生えているプリムラは育てるのがかなり難しいと思いました。

流れのある湿原に生えているプリムラは、より涼しさが必要で、岩場に生えているプリムラの方が暑さにも強いように感じました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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