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フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)の育て方

斑入りゲンジスミレ

斑入り源氏スミレは、シベリア、中国、朝鮮半島に自生するスミレで、日本では園芸品種として育てられているようです。

日本にはゲンジスミレがあり青森~岩手県の太平洋側、中部地方~関東地方の内陸部、岡山県、愛媛県の4か所に自生しているが、どの自生地も個体数が少ないようです。

このゲンジスミレの母種が斑入りゲンジスミレということです。植物の世界はかなり複雑だと思いました。

上のフイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)は2004年4月12日に自宅で撮影したものです。

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フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)の特徴と育て方

 
和名フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)
学名Viora variegata var. variegata
科名・属名スミレ科 スミレ属
分布シベリア、中国、朝鮮半島
花期4~5月
特徴

葉にはっきりとした斑が入り、花の色も濃い。

日本で園芸品種として栽培されているが、日本にははっきりした斑が入るゲンジスミレは自生しない。

ゲンジスミレの母種です。

育て方

鉢底に、鉢の高さの1/4ほどゴロ石を入れ、微塵を抜いた山砂に鹿沼土や赤玉土を2~3割混用した用土に植え込み、株のまわりにマグァンプK を4~5粒ほど元肥として埋め込み、薄いハイポネックスを時々施します。

水は春と秋は毎朝1回、夏はさらに夕方葉水をやり冬は用土が乾き過ぎない程度にやります。

よく日に当て、夏は半日陰で涼しく育て、冬は寒風を避ける。植え替えは春の芽だし前が最もよく、古い根は取り除き、長い根は切りつめ、新しい用土に植え込みます。

我が家では好きなところに種が飛んで、育っているので、特別育てていると言うわけではない。

フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)

宮城県では絶えることなく長いこと庭に咲いていた斑入りゲンジスミレが、関東地方にきてしばらくは放任で咲いていたのがいつの間にか消えてしまっていたのは、自生地と関係があることが分かりました。

宮城県は気温も低かったし、冬の乾燥も少なかったのですが、関東地方の冬の乾燥はとてもひどいです。シベリア、中国、朝鮮半島が自生地の斑入りゲンジスミレにとって関東地方は生きるのに大変なところだったようです。

その地方で放任で育っていたからと言って、日本のどこでも放任で育つということではないことをあらためて感じました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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