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ヤマラッキョウ(山辣韮)の育て方|仲間のミヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ(山辣韮)は、本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄の山地の草原に生える多年草です。

9月の池の平湿原で、ヤマラッキョウに出会い、その後種を購入して育て初めて10年以上過ぎました。

湿原に生えている花なので、乾燥させると蕾が開き切らずきれいな花はさきませんが、とても丈夫で、種から殖えすぎるくらい殖えます。

下に仲間の亜高山帯~高山帯の岩場や乾いた草地に生えるミヤマラッキョウを載せています。

上のヤマラッキョウ(山辣韮)は、自宅で2017年10月31日に撮影した2004年1月に播種した苗がたくさん殖えています。

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ヤマラッキョウ(山辣韮)の特徴と育て方

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ(山辣韮) 2008年11月5日 撮影 栽培品(種から)

   
和名ヤマラッキョウ(山辣韮)
学名Allium thunbergii
科名・属名ヒガンバナ科 ネギ属
分布本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄
花期9~10月
特徴

山地の草原に生える多年草。

鱗茎は狭卵形で長さ2~3㎝、ニラ臭さはない。

花茎は高さ20~60㎝、基部に3~5個の円柱状の葉をつけます。

茎頂に紅紫色の小さな花を多数散形状につけます。

育て方

赤玉土を主に桐生砂、硬質鹿沼土を混ぜたものを使い、マグァンプKを根に触れないように入れて植え込みます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

月1~2回草木灰汁を与えると良い。

湿原に生えているため水切れには注意します。水切れをおこすと蕾が開きらないで枯れこむものが出ます。

日当たりをよくし、風通しのよい所で管理します。

株は良く殖えるので、花後か早春に株分けを兼ねて、毎年か2年に1度植え替えます。

実生は採り播きするとよく芽生えます。零れ種からも殖えすぎるくらいなので、種を零さないように花後は摘んでおいた方がよいようです。

ヤマラッキョウ(山辣韮)まとめ

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ(山辣韮) 2005年11月6日 撮影 栽培品(種から)

ヤマラッキョウ(山辣韮)は日当たりの良い山地の草原に生えることから、乾燥するときれいに花が咲かないので注意が必要です。

乾燥していても枯れることはなく、零れ種から殖えて抜くのが大変になるので、花が終わったら花茎を切り取っておいた方が良いようです。

池の平湿原のヤマラッキョウ(山辣韮)

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ(山辣韮) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原

ワッカ原生花園のミヤマラッキョウ(深山辣韮)の特徴

ミヤマラッキョウ

ミヤマラッキョウ(深山辣韮) 2005年7月15日 撮影 ワッカ原生花園

   
和名ミヤマラッキョウ(深山辣韮)
学名Allium splendens
科名・属名ヒガンバナ科 ネギ属
分布北海道、本州(岩手、山形、長野県)
花期7月~8月
特徴

亜高山帯~高山帯の岩場や乾いた草地に生える多年草。

高さ15~40㎝。

葉は扁平、長さ5~20㎝。基部は葉鞘に続く。

花は紅紫色、花被片は雄しべより少し短い。花序は直径約2cm、20~40個の花がつきます。

花被片は長さ4~5㎜。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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