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シュウメイギク(貴船菊と園芸種)の育て方

シュウメイギク

シュウメイギク(貴船菊)は、中国、台湾、ヒマラヤです。日本原産の植物と思われがちだが、古く中国から渡来したものです。キブネギク(貴船菊)の名前は、日本で野生化した植物が京都の貴船で多く見られたことによります。

本来のシュウメイギクは、キブネギク(貴船菊)のようですが、現在は類似のいくつかの種や、これらの交配種も含めて、総称的にシュウメイギクと呼ばれています。

キブネギク(貴船菊)の栽培歴は長いのですが、その後シュウメイギクと呼ばれる株を購入して庭で30年以上栽培しています。

色違いのシュウメイギクを栽培していますが、育て方は変わりませんが、咲く時期や背丈の違いなど個体差が大きいと感じています。

上のシュウメイギク(貴船菊)は、自宅で2004年9月28日に撮影したものです。

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シュウメイギク(貴船菊)の特徴と育て方

シュウメイギク

シュウメイギク(貴船菊) 2005年10月11日 撮影 栽培品

   
和名シュウメイギク
別名キブネギク(貴船菊)
学名Anemone hupehensis var.japonica
科名・属名キンポウゲ科 イチリンソウ属
分布中国、台湾、ヒマラヤ。日本原産の植物と思われがちだが、古く中国から渡来し、日本で野生化した植物
花期9~10月
特徴

花径約5cm、高さ50~80cmの多年草。

根生葉は3出複葉で長い柄があり、小葉は3~5裂し、不ぞろいの鋸歯があります。茎葉は2~3個が輪生し、上部のものは小さく、ほとんど無柄。

花は直径5cmで、花弁はありません。萼弁は約30個あり、外側のものは厚くて淡緑色を帯び、内側のものは紅紫色または白色の花弁状。

普通果実は出来ず、地下匐枝を出して殖えます。

京都の貴船地方に野生化したものが見られこれがキブネギク(貴船菊)で、本来のシュウメイギクです。

育て方

路地に植えることが多く、鉢栽培にすると過湿に弱いので注意します。

腐植の多い土地の、水はけのよいやや湿気の多い半日陰を好みます。

鉢栽培では、大き目の鉢を用い、鉢植えでは赤玉土、鹿沼土、腐葉土の配合用土などにマグァンプK を根に触れないように入れて植え込みます。

肥料不足になると花付が悪くなるので、春と花後に油粕などを置き肥します。

植え付け、植え替えともに3月~4月が適期です。鉢植えの場合は表土が乾き始めたらたっぷりやります。地植えの場合も植え替え後は根がはるまでは水をやりますがその後は水やりはしません。

わが家は地植えにしていますが、地下匐枝から殖えて毎年沢山花を咲かせています。

他のものが植えてあるような場所に植えると弱いものは侵食されてしまうので、植え場所を考えないと大変なことになります。

弱酸性を好みますので、コンクリートの塀際などでは育ちが良くないことがあります。

わが家は植え場所がないので、最初からコンクリートの塀際に植えましたが、しばらくは元気がなかったのですが、20年以上過ぎた現在はとても元気になってかなり株が殖えています。

シュウメイギク(秋明菊)の特徴と育て方

シュウメイギク

シュウメイギク(秋明菊) 2015年10月7日 撮影 栽培品

 
和名シュウメイギク
学名Anemone hupehensis
科名・属名キンポウゲ科 イチリンソウ属
分布中国、台湾、ヒマラヤ。多くの園芸品種がある
花期9~10月
特徴

花径約5cm、高さ50~80cmの多年草。

根生葉は3出複葉で長い柄があり、小葉は3~5裂し、不ぞろいの鋸歯があります。茎葉は2~3個が輪生し、上部のものは小さく、ほとんど無柄。

地下匐枝を出して殖えるので、他の植物が侵食される可能性があるので、場所を選んで植えた方が良いようです。

花は直径5cmで、花弁はなく、花弁のように見えるのは萼弁ですが、この不揃いできれいな萼が魅力的なので、殖えても良いところに植えて毎年花を楽しんでいます。

タネができる品種は、とりまきにするとたくさんの苗ができます。個体差が出るので変わった花が咲くこともあります。

シュウメイギク

シュウメイギク(秋明菊) 2004年9月28日 撮影 栽培品

シュウメイギク

シュウメイギク(秋明菊) 2004年9月28日 撮影 栽培品

宇都宮総合運動公園、上三依水生植物園で写したシュウメイギク(貴船菊と園芸種)

シュウメイギク(貴船菊)白花

シュウメイギク(貴船菊)白花 2004年10月11日 撮影 宇都宮総合運動公園

シュウメイギク(秋明菊

シュウメイギク(秋明菊) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

シュウメイギク(秋明菊

シュウメイギク(秋明菊) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

シュウメイギク(貴船菊と園芸種)まとめ

シュウメイギク(貴船菊)

シュウメイギク(貴船菊) 2004年9月24日 撮影 栽培品

シュウメイギク(秋明菊)

シュウメイギク(秋明菊) 2004年9月28日 撮影 栽培品

シュウメイギクは野生化したものをキブネギクとも言いますが、その他交配が進んでいろいろな品種が出回っているようです。

弱酸性を好み、水はけが良く、水持ちの良い半日陰を好みます。条件に合う場所ですと殖えすぎて困るくらい殖えますが、コンクリートの塀際などアルカリ性の強い場所ではあまり育ちが良くありませんが、年数が過ぎて中和される頃になって我が家は元気に育つようになっています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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