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ホトトギス(杜鵑)とシロホトトギス(白杜鵑)の育て方

ホトトギス

ホトトギス(杜鵑)は、日本の特産種で主に太平洋側の山地の崖などやや湿ったところに生える多年草です。

自生地が、空中湿度の高い半日陰なので、直射日光を避けて湿度を保ち、涼しく育てた方が良いようです。

清楚なシロホトトギスも下に載せています。

他にタカクマホトトギスヤマジノホトトギスタイワンホトトギス、園芸種を育てています。キイジョウロウホトトギス、種からチャボホトトギスタマガワホトトギスを育てたことがありますが、こちらは猛暑の年に枯れててしまいました。

上のホトトギス(杜鵑)は、自宅で2017年10月3日に撮影したものです。

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ホトトギス(杜鵑)の特徴と育て方

ホトトギス

ホトトギス 2004年10月2日 撮影 栽培品


     
和名ホトトギス(杜鵑)
学名Tricyrtis hirta
科名・属名ユリ科 ホトトギス属
分布北海道(西南部)本州、四国、九州
花期8~9月
特徴

日本の特産種で主に太平洋側の山地の崖などやや湿ったところに生える多年草です。

茎は高さ0.4~1m、上向きの毛が密生し、枝分かれせず、まっすぐか斜めに伸び、場所や地域によっては弓なりに垂れることもあります。

葉は長さ8~18㎝、基部は茎を抱きます。

花は葉腋につき、長さ約2.5cm、内側に紅紫色の斑点が多数つきます。

シロホトトギス(Tricyrtis hirta f. albescens)のほか、斑入りの園芸品種も流通しています。

育て方

鉢植え、庭植ともに風の通る明るい日陰で、葉を傷めないように空中湿度を高めて管理します。

植え替えは新芽が出る前の早春が最適で用土は赤玉土、硬質鹿沼土などに少量の軽石を混合した用土で水もち良く植えます。

植え替え時に、マグアンプK 中粒を根に触れないように入れます。

鉢植えは2年に1度、庭植も3年に1度掘りあげて根を整理し、株分けを兼ねて植え替えます。

春に固形肥料を置き肥し、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

鉢植えの場合は夏場水枯れすると下葉が枯れこむので水切れに注意します。

増殖は株分け、挿し芽で行います。種からも殖えますが交雑する可能性が高くなります。

シロホトトギス(白杜鵑)の特徴と育て方

シロホトトギス

シロホトトギス 2013年9月26日 撮影 栽培品

シロホトトギス

シロホトトギス 2013年9月26日 撮影 栽培品

   
和名シロホトトギス(白杜鵑)
学名Tricyrtis hirta var. albescens
科名・属名ユリ科 ホトトギス属
分布北海道(西南部)本州、四国、九州
花期8~9月
特徴

上の写真のように2種類の蕊の色の花がいつからか咲くようになっていますが、植えた記憶があまりないので、もしかしたら、普通のホトトギスと交配したのか、突然変異か、最初から2種類のシロホトトギスがあったのかわからなくなっています。

たくさんの山野草を育てているとよくこんなことがあり、それまでなかった花が咲いていたりすると、とてもうれしい気持ちになります。

ホトトギス(杜鵑)とシロホトトギス(白杜鵑)まとめ

シロホトトギス

シロホトトギス(白杜鵑) 2016年10月5日 撮影 栽培品

ホトトギスもシロホトトギスも木陰の半日陰で育てていますが、とても元気に殖えています。

日陰で、あまり乾燥させないように育てるができれば、丈夫で育てやすい植物です。

日光植物園のホトトギス(杜鵑)

ホトトギス(杜鵑)

ホトトギス(杜鵑) 2003年9月14日 撮影 日光植物園

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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