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広告 秋の花・山野草の育て方

ヒゴタイ(平江帯)の育て方

ヒゴタイ(平江帯)は、本州(愛知県、広島県、岐阜県)、四国、九州に自生する植物で、日当たりの良い山地の草地に生え、茎は太く高さ1mほどになる多年草です。

葉はアザミを大きくしたような葉で、短い刺状のある鋸歯があります。

種から育てて1年で花が咲きましたが、数年で枯れてしまったのは高温多湿のためか植え場所が悪かったためだろうと思っています。

2017年春にもう一度播種をしたものが、2018年8月4日に大きく育ち花を咲かせました。10年前は植え場所が狭かったために根がはれず大きく育たなかったようです。この花からの種が採取できそうなので、長く咲かせ続けたいと思っています。

欧州原産のリトロ種(E. ritro)が、ルリタマアザミと和名がつけられて育成されている園芸品種は出回っていて、育てやすいかもしれません。

上のヒゴタイ(平江帯)は、自宅で2021年8月11日に撮影した2017年春播種の苗からの花です。

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ヒゴタイ(平江帯)の特徴と育て方

ヒゴタイ

ヒゴタイ(平江帯) 2018年8月3日 撮影 栽培品

   
和名ヒゴタイ(平江帯)
学名Echinops setifer
科名・属名キク科 ヒゴタイ属
分布本州(愛知県、広島県、岐阜県)、四国、九州
花期8~10月
特徴

日当たりの良い山地の草地に生え、茎は太く高さ1mほど、葉は長柄があり、長楕円形で羽状に深裂し、短い刺状のある鋸歯があります。

裏面はクモ毛が生えて白色。

頭花1個の筒状花からなり、頭花が集まって直径約5㎝の球状の花序となります。

葉腋から長い柄をもつ集散花序をだし、青紫色の花をまばらにつけます。

育て方

直根性で、ゴボウのような太い根が地中深く伸びるので、根がしっかり張れるように深く耕せる場所が適します。

乾燥には強いのですが、多湿には弱く、日当たりと水はけがよいことが大切です。

石灰分を好むので、苦土石灰を植えつけ時に土に混ぜておくほか、毎年秋か早春に株のまわりに少量まいておくと生育がよくなります。

植え付けの適期は春と夏ですが、庭植の場合は、良く根がはれるように軽石や腐葉土を混ぜて置くと良いようです。

種から育てましたが、植え場所が日当たりが良く無かったことが悪かったのか、数年花が咲いた後に枯れてしまいました。

枯らしながら育て方は覚えていくものなので、高山植物などの育てにくいもの以外はもう一度育てて見たいという思いの強い花です。

ヒゴタイ(平江帯)まとめ

ヒゴタイ(平江帯)

ヒゴタイ(平江帯) 2008年9月5日 撮影 栽培品

ヒゴタイ種から育てて、芽生えたのが数本ですが、大きく育つものなのですぐに庭植にしてしまいました。

山野草という思いがあったので、今考えると植え場所が少し日陰だったと反省していますが、数年花が咲いた後に株が消えてしまったのは日陰のだったために病気が出たのかもしれないと思っています。

もう一度挑戦してみたい花のひとつになっています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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