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アケボノソウ(曙草)の育て方|日光植物園と鹿沢温泉のアケボノソウ

アケボノソウ

アケボノソウ(曙草)は、高さ60~90cmの山地の水辺に生える2年草です。

種からアケボノソウを育てましたが、思うように育ちませんでした。日光植物園と鹿沢温泉で偶然に出会ったアケボノソウの綺麗な花に感動していたので、懸命に育てましたが自生地のような花は咲かせることが出来ませんでした。

やっと咲いてくれたという感じの花に、アケボノソウは自生地や湿原の涼しいところで見る花だと思うようになっています。

上のアケボノソウ(曙草)は、自宅で2005年9月27日に撮影した2003年1月に播種した苗からの花です。

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アケボノソウ(曙草)の特徴と育て方

アケボノソウ

アケボノソウ(曙草) 2006年9月14日 撮影 栽培品 2003年1月に播種

 
和名アケボノソウ(曙草)
学名Swertia bimaculata
科名・属名リンドウ科 センブリ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期9~10月
特徴

高さ60~90cm。山地の水辺に生える2年草。

茎は緑色で、根生葉は大形の長楕円形で花時にはなくなる。茎葉は卵形または披針形で長さ5~12cm、先は尖り、基部はくさび形で、鋸歯はなく、3主脈が目立ちます。

茎頂で枝を分け、白色の花を開く。花冠は直径2cmほど。

和名は花冠の裂片に黒紫色の斑点があるのを夜明けの空に見立てたもの。

育て方

2年草なので種子から育てるのが良い。

秋、稔った種子を採り、早春平鉢にごろ土を入れ、その上に細かい硬質鹿沼土、硬質赤玉土に軽石などの細かい用土を入れ、さらにミズゴケの粉で覆い播種します。

鉢ごと水に浸して湿らせ日陰に置き、乾いたらそれを繰り返す。

植え替えは4月ごろ、株分けを兼て植え替えるが、長すぎる茎を2~3節ごとに切ってミズゴケに軽くさしておきます。

2年草だが、育て方になれないために育ちが悪く数年かかって咲いたものもありました。

アケボノソウ(曙草)まとめ

アケボノソウ

アケボノソウ(曙草) 2005年9月14日 撮影 栽培品 2003年1月に播種

日光植物園では池の縁に咲いていましたし、鹿沢温泉は湿原に咲いていました。どちらも涼しい水辺に咲いていた花ですが、我が家で咲いた花と比べて空気感が異なります。

様々な山野草を育てましたが、このようにはっきりと違いが分かる花はそれほど多くはありませんでした。

それだけでも、育てる花ではないと思いました。夏を越して湿原などで咲く2年草は厳しいのかもしれません。

日光植物園と鹿沢温泉のアケボノソウ(曙草)

アケボノソウ(曙草)

アケボノソウ(曙草) 2003年9月14日 撮影 日光植物園


アケボノソウ(曙草)

アケボノソウ(曙草) 2003年9月6日 撮影 鹿沢温泉

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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