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広告 庭造り

6月の山野草の庭の花とミニロックガーデン造り

小ロックガーデン

玄関前に造ったミニロックガーデン 2015年6月26日撮影

高山植物を鉢植えからロックガーデン植えにして鑑賞したいといろいろ植えこんでいたので、玄関前に小さなロックガーデンを造ることを思いつきました。

それまでに、山野草展示会に展示していた石の鉢は重いことから使わなくなっていたのでそれと家にある溶岩を入れると小さなロックガーデンが出来ました。

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南向きの玄関前にミニロックガーデンを造る

主庭に造った方法で、玄関前も掘り下げのロックガーデンにしました。

まずロックガーデンにしたいところを40㎝位掘り、そこに残っていた不用品の瓦を割って縦に入れ、残っていた大き目の軽石を入れて土を入れ、植え土は軽石、鹿沼土など適当なものを入れ石を入れて出来上がりです。

そこに植えるものに適した用土を入れながらポット植えの苗を植えこんだのが上の写真です。


ミニロックガーデンなので、小さな高山植物を主に植え込みましたので、来春が楽しみです。

植えたものは花の時期が終わったものばかりなので、今年は花が見られませんが、植えた花が根を張って花が咲くようになったら、順次の載せたいと思います。

石の鉢も使っていますので、ここにも適当なものを植えこもうと思っていますし、もう少し植えたいと思っています。

東側が玄関になっており、ロックガーデンの西側はヒメシャラの大きな木があるので西日を遮ってくれて高山植物には優しい場所になりそうです。


6月の山野草の庭の花たち

四川ウスユキソウ

四川ウスユキソウ 2015年6月12日撮影

四川ウスユキソウは我が家のウスユキソウの中では一番開花が遅い、中国西部からチベットに自生するウスユキソウの仲間です。

5月の花が終わりかけて、四川ウスユキソウが咲き始めの美しい花姿を見せ始めました。

四川ウスユキソウ、チシマウスユキソウはロックガーデンでも元気に育ちますが、ハヤチネウスユキソウはロックガーデンでは枯れることが多いので、ロックガーデンで育てているのは花が早いチシマウスユキソウと四川ウスユキソウになります。

キタノコギリソウ

キタノコギリソウ 2015年6月22日撮影

キタノコギリソウと初めて出会ったのは北海道のワッカ原生花園でしたが、自生地には北海道、本州(中部地方以北)で海岸に生えると書いてあったので、海岸をあまり歩かない私は目にする機会がなかったようです。

その時はつぼみでしたが淡いピンクの花弁が開こうとしているところで初めて見る花に感動しました。


山に生えているノコギリソウは山で良く見かけていたのですが、ピンクの可憐なキタノコギリソウに愛着を抱いていたところ、ネットで知り合った方から実生苗をいただく幸運に恵まれました。

高山性でなかったので丈夫だったようで、キタノコギリソウは少し丈が高くなりますが、こぼれ種から殖えて違った場所に花を咲かせてくれます。

花が少なくなった庭にとても貴重な花です。

コバコシャジン

コバコシャジン 2017年6月24日撮影

コバコシャジンは 大雪山層雲峡などに稀産するということです。10年近く前に購入した時に書いてあった名前ですが、この仲間は同定するのが難しい上に、自生しているのも見たことが無いので間違っているかもわかりません。

高山性のシャジンの仲間は、育てにくいのですがこれはロックガーデンでも絶えずに咲いてくれます。

淡いブルーの花ですがその年によって白に近い色に咲くこともあります。

姫マツムシソウ

ヒメマツムシソウ(スカビオサ・コルンバリア’アルピナ ナナ’) 2017年6月30日撮影

ヒメマツムシソウ北アフリカから欧州、シベリアまで広く分布している、Scabiosa columbaria の園芸選抜品種です。丈夫な品種で、背丈が低いことと花の時期が長いことからロックガーデン向きの花で、花の少なくなった6月のロックガーデンを飾ってくれます。

マツムシソウは1~2年草が多いのですが、宿根草なので10年以上も花を見せてくれます。

ハナシノブ

シロバナハナシノブ 2017年6月7日撮影

ハナシノブは種を播いて10年以上過ぎますが、零れ種で毎年咲いてくれますが、手入れが行き届かないので、絶えるのではないかと数年間心配しながら、種も採取していないので、今年は種を採取しなければならないと思っています。

ポレモニウム・カエルレウムとポレモニウム・ボレアレは鉢で植え替えながら育てていますが、日本のハナシノブはカラフトハナシノブもあったのですが、最初から交配しているような花が咲きましたので、品種は間違っているかもしれません。

ルリフタモジ

ツルバキア・ビオラセア(ルリフタモジ) 2015年6月26日撮影

ツルバキア・ビオラセア(ルリフタモジ)はユリ科 ツルバキア属の南アフリカ原産の植物ですが沖縄などに帰化しているようです。

ニラのようは葉で花茎を長く伸ばして咲くので全体像を写すのが大変です。

我が家の庭でも育っているので、耐寒性はあり、花の少ない今の時期に咲いてくれるのが嬉しい可憐な植物です。


カライトソウ

カライトソウ 2003年7月10日撮影

カライトソウは八方尾根に行ったときにたくさん咲いているのを見たことがあり、高山植物ですがかなり丈夫で毎年きれいに咲いてくれます。

高山植物にしては丈が高く華やかさがあり、支柱を立てないと倒れてしまいますが、初夏に華やかに咲くのが嬉しい花です。


キンロバイ

キンロバイ 2015年6月26日撮影

キンロバイは数十年前に挿し木苗をいただき鉢植えで育てていましたが、高山植物であると知ったのは早池峰山に登った時に頂上に大株になって咲いていたのを見た時です。

我が家で育てている花が、ほとんど樹木も生えないようなガレ場に咲いていたのには驚きました。

その後庭に植えましたが、庭植でも大きくなるということは有りませんが毎年次々と梅のような形の黄色の花を咲かせ続けてロックガーデンにとても似合う花です。

春咲きシュウメイギク

ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア) 2016年5月28日 撮影

キンポウゲ科 イチリンソウ属でシュウメイギクが秋に咲きますが、春に咲くことから和名で春咲きシュウメイギクと呼ばれています。

北部を除いたアメリカが原産で、シュウメイギクは根をのばして殖えますが、ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)は根をのばすことはなく、株が大きくなります。

しかし、零れ種から殖えるので、思わぬところに生えて花を咲かせてくれる丈夫な植物です。

テンモクジオウ

テンモクジオウ(Rehmannia chingii) 2016年5月28日 撮影

テンモクジオウ(Rehmannia chingii)は、中国の中部、湖北省に分布するゴマノハグサ科 ジオウ属の多年草です。

5月~6月ごろ、花茎を伸ばし、赤紫色の「ジキタリス」のような花を咲かせる多年草で、草丈は30~60cmですが、鉢植えで出回っているのは30~40cm程度です。

関東地方の寒さでは、木下の落ち葉の中などでは越すことが出来ますが、霜のかかるようなところでは枯れ絵しまいます。油断すると寒い冬などでには半減してしまいますので、落ち葉などで保護したほうが良いようです。

寒ささえ気を付ければ、丈夫な植物で、根をのばして小苗が出来て殖えます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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