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広告 庭造り

早春の庭の山野草とロックガーデン

手入れをしていても、毎年同じように庭の山野草が咲いてくれるとは限りません。

その年によって山野草の花の時期も異なります。

特に花の待ちどおしいのがセツブンソウですが、かなりの違いが見られます。

早く咲きすぎるとその後の寒波や、雪で花が傷むばかりでなく、一斉に咲くことがなく早く咲いた花が傷んでしまうので早いのも善し悪しです。

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山野草の庭の早春の花

わが家の早春の花の代表はセツブンソウで、次に咲くのが雪割草、アズマイチゲと続きます。

雪割草

雪割草 2015年3月26日 撮影

雪割草は少し好きな花を購入しましたが、専門に育ている方から種を播いて、10年以上毎年種を播き続けているので、いろいろな色の花が咲くようになっていて、庭にも3か所くらいスペースを作っていますので満開に咲くととてもきれいです。

シラネアオイ

シラネアオイ 2007年4月5日 撮影

シラネアオイのこの株は2003年11月に種を播いて、2008年の春に初めて開花した株で、現在は1本だけしか残っといません。

その後は毎年花を見せてくれるようになり、現在は株も大きくなり6本くらいに殖えて、今年は3本の花が咲きました。

シラネアオイも大好きな花なので種を播いた後も購入しましたが、その株はいつの間にか枯れてしまった経過があるので、種からの花が元気に育っているのはとてもうれしいことです。

宮城県に住んでいた時にも育てていたのですが、その時は毎年種が実り、その種をシラネアオイが好きそうな木陰にこぼしておくと毎年芽生えてたくさんの株が育って、花芽と一緒に芽生えてくるのがとても楽しみでした。

その苗の一部を引っ越すときにもってきましたが、まだ木陰もない庭でしたので、1年くらい花を見ただけで枯れてしまいました。

その後ネット友達からいただいた種を播き、大好きなシラネアオイが元気に育っているのはうれしいことですが、まだ種が熟すほどの環境にはなっていません。

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ 2015年4月6日 撮影

ヒトリシズカは数十年前から育っていて、引っ越しの時に持ってきたものですので、ここに来てからも20年近くが過ぎようとしています。

毀れ種からも増えるのですが、増えすぎると言うほど殖える性質ではないようでこじんまりと庭の一部に咲いているのが風情があります。

何度か場所を移したので、その時に残っていた場所でも花が咲いているのも大切にしています。

イカリソウ

イカリソウ 2015年4月6日 撮影

イカリソウも数十年前から育てている花ですが、とても丈夫な花で殖え広がりますので数年ごとに植え替えをしています。

いろいろな色の花がまだ寂しさの残っている庭のあちこちに咲くので早春の庭を飾ってくれてうれしい花です。

八重ニリンソウ

ニリンソウ(八重) 2014年4月13日 撮影

八重ニリンソウ

ニリンソウ(八重) 2015年4月12日 撮影

ニリンソウの群生地が見られるようにニリンソウは群生になりやすいので、狭い庭に向かないことから植えるのをやめていましたが、数年前に八重咲きをいただいて育てるようになりました。

普通のニリンソウほどは群生にならない八重のニリンソウを庭の木陰に植えて楽しんでいます。

八重部分の緑がとても可憐な花で、私のお気に入りになっています。

将来を見据えて、手入れの簡単な、山野草の庭造りを目指しているのでこのような花はとても貴重な花です。

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ 2008年3月29日 撮影

キクザキイチゲ 2018年3月15日 撮影

アズマイチゲに少し遅れて咲くのがキクザキイチゲです。キクザキイチゲもたくさんあるのですが、夏に日陰になり、冬に日当たりの良い場所がなくて、条件が合わず、毎年数本咲くだけになっています。

そのような条件の良いところを探して、植え替えをしているので一面に咲いてほしいという願いがなかなかかなえられずにいます。

センボンヤリ

センボンヤリ 2015年3月28日 撮影

センボンヤリはかなり大きくなるようですが、これは四国産の小型の品種のようで、とっても可憐な花が咲きます。

秋の閉鎖花から種が飛んでロックガーデンのあちこちに咲いていますが邪魔にならないのでそのまま植えておくことが多く、ほしい方がいたときは抜いて上げています。

草物盆栽に添えると風情が出るので大切に育てているお気に入りの花です。

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ムスカリ 2015年4月6日 撮影

ムスカリは地中海沿岸、欧州、西南アジアにかけて約50種あると言われている球根植物で、園芸品種として植えられていますが、早春に咲く青い花が素敵なので植えていますが、植え替えなしでも何年も同じところに咲いてくれます。

ドラバ

ドラバ(天山山脈産) 2017年3月12日 撮影

ドラバ(天山山脈産)は、針のように小さなロゼットの中心から花茎を出して、小さな毬のように小花が集まった黄色の花が輝くように咲きます。

高山植物のわりには丈夫で、新しく作ったミニロックガーデンで元気に育っています。

カンザキアヤメ

カンザキアヤメ 2017年3月19日 撮影

カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲)は地中海の東部沿岸から西アジアが原産地です。ウインターアイリスの名前があるように日本では1~3月の寒い時期に咲きます。

日当たりで育てることが一番大切なアヤメで、草丈は40㎝程度で花はそれより低く10~15㎝、直径5~7㎝程度の薄紫~濃い紫の花が霜の降りるような、庭に咲いて冬の庭に彩を添えてくれます。

早春に咲く花は小さな花が多いのですが、日本のアヤメくらいの花が植えてある玄関前に咲き、春の優しさを感じさせてくれます。

チゴユリ 2020年4月17日 撮影

チゴユリは春の野山に可憐に咲く白い花で、ピンクの花や斑入り葉などいろいろありますが、野生種は地下茎を伸して良く殖えます。

いつ植えたか覚えがないくらいですが、植え替え時に根を運んでしまっているようで、あちこちに生えて、花を咲かせています。

背丈が小さいのと夏には地下茎を残して枯れてしまうので、春の間だけ見ることが出来る可憐さが好きでそのまま増やしています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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