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5月の山野草の庭の花とロックガーデンの高山植物

ロックガーデンの一部、イワカラクサ 2017年5月7日 撮影

5月の山野草の庭は、イングリッシュガーデンのような華やかさはありませんが、季節の山野草、高山植物が入れ替わりながら咲いてくれる素敵な季節です。

4月のサクラソウなどが終わった後は我が家のロックガーデンは、小さな高山植物があちこちで入れ替わりながら咲いてくれますが、この時期は山野草展があって庭の花を写す時間がなく山野草展が終わったころには盛りを過ぎた花が多くなってしまうので、数年をかけて5月らしいロックガーデンの様子が出せたらと思っています。

5月の連休は花が一番多い時期なのですが、思うように写真も写せないのは心残りですが、山野草の育て方の勉強ができる時期でもあります。

そんな合間を縫って写したロックガーデンの紹介ですが、年々ロックガーデンに咲いてくる花が増ええているのをうれしく思います。

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5月の山野草の庭の花とロックガーデンの高山植物

5月のロックガーデン花たち

ハクロバイ(ギンロバイ) 2021年5月16日 撮影

ハクロバイ(ギンロバイ)は本州(赤沢山、南アルプス、大台ヶ原)、四国(剣山)埼玉県赤沢山、南ア、剣山、石立山、大台ヶ 原山などの高山帯に自生しているとわかった時に、とても似ているキンロバイが北海道、本州中部以北の高山に生えると知った時と同じように驚きました。

花色が白のハクロバイと黄色のキンロバイは自生地が異なるようですが、花色が異なるだけでとても似ています。後ろに見えるのがキンロバイです。

ヒメルリカンザシ

ヒメルリカンザシ 2017年5月7日 撮影

ヒメルリカンザシ 2019年5月6日 撮影

ヒメルリカンザシは、地中海沿岸からヨーロッパの高山帯の草地に生え、高さ3~10cmの匍匐性の常緑小低木で、ロックガーデンに最適な花です。日光を好むようで半日陰になるような場所では花付が良くありません。

オヤマナデシコ

オヤマナデシコ 2015年5月5日 撮影

ヨーロッパアルプスの標高1000~2500mの草地に自生するというオヤマナデシコですが、意外と元気で数年植え替えもしないでもロックガーデンに毎年咲いてくれるようになりました。

オヤマナデシコ、Dianthus 2016年5月2日 撮影

玄関前のミニロックガーデンに咲いたオヤマナデシコ、セキチク、ヒメエゾネギがきれいに咲いてくれました。

Dianthus 2017年5月16日撮影

上の花の色違い

ダイアンサス

Dianthus 2014年5月6日撮影

オヤマナデシコの種を播いた苗の中に混じっていた花で、詳しいことは分かりませんがとっても丈夫で、可憐な花です。

ミニロックガーデンを作った時に植えたものが、1年を過ぎて大株になって咲きました。

Dianthus

四季咲きタカネナデシコ、DianthusDianthus 2009年5月15日撮影

四季咲きタカネナデシコと名前のわからないDianthus ですが、Dianthus はロックガーデンに最適です。しかしDianthus の株の寿命が短いので、植え替えや挿し芽などで更新しないと消えてしまいます。

アンドロサケ サルメントーサ

アンドロサケ サルメントーサ 2018年4月28日 撮影

アンドロサケ サルメントーサは主に北半球の山岳地帯に自生する植物で「ツルハナガタ」の名前で流通しているよく知られた花です。

高山植物ですが育てやすい花で、かなり殖えてくれますのでロックガーデンに植えたら元気に育ちますが、2年に1度くらいの植え替えは必要なようです。

荒川岳ヒメキバナイカリソウ

キバナヒメイカリソウ 2015年5月5日 撮影

荒川岳ヒメキバナイカリソウ

キバナヒメイカリソウ 2015年5月5日 撮影

キバナヒメイカリソウは、南アルプスの限られた一部に稀産するという。黄花系小型種の谷川岳や至仏山のクモイイカリソウの花が葉の茂みの中に咲くのに比べ、此花は葉群から抜け出して咲く荒川岳ヒメキバナイカリソウという珍しい花のようです。

10年ほど前に苗を購入しましたが、1度花が咲いただけで苗だけが元気に育っていたので、数度株分けをして3年ほど前にロックガーデンに植えたところ、今年は数本の小さな花が咲いてくれてうれしい春になりました。

タイリントキソウとクモイキンポウゲ? 2019年5月6日 撮影

昨年からタイリントキソウを地植えで育ててみましたが、意外と寒さに慣れた球根のようで、冬も庭に植えたままの管理で咲いてくれました。

図鑑で調べることができなかったキンポウゲのような可憐な花も毎年咲いて、5月の庭の色どりになっています。

チシマタンポポ

チシマタンポポ(千島蒲公英) 2015年5月5日 撮影

チシマタンポポ(千島蒲公英)キク科・ヤナギタンポポ属はヨーロッパ、アルプス山脈の標高2000~3000mの高山の岩場、砂礫に自生する多年草で、かなり丈夫で、あらゆるところにランナーを伸ばして増えますが、草丈が20cmくらいなのでロックガーデンの彩として欠かせないものになっています。

クリンソウ

クリンソウ 2017年5月1日 撮影

クリンソウはなじみの多い植物ですが、植え場所を選ぶので、育たないと思っている方もいると思いますが、湿地のある程度日の当たるところを好む植物であることを知れば、育てることが出来ます。

わが家のロックガーデンはかなり乾燥するので、普通のところに植えたのでは育ちませんが、この場所は池の代わりにメダカを飼うために蓮鉢を埋めてあります。メダカを止めて砂利などを入れて、上に用土を入れ湿地帯のようにしたので、サギソウ、トキソウなどは鉢を埋めていますが、その間にクリンソウを植えたところかなり元気に育っています。

ユウバリクモマグサ

ユウバリクモマグサ 2016年5月6日 撮影


ユウバリクモマグサ(夕張雲間草)は北海道(夕張岳)高山帯の蛇紋岩地に生え、シコタンソウとエゾノクモマグサの性質をあわせもつ雑種と考えられるようです。

高山植物の中では育てやすく、早い時期からロックガーデン植えにしていました。

2016年は花付が良くロックガーデンでも見事に咲いてくれました。

ヤクシマシャクナゲ

屋久島シャクナゲ他 2015年5月5日撮影

ヤクシマシャクナゲ

屋久島シャクナゲ 2015年5月9日撮影

種から育てた屋久島シャクナゲで40年近く過ぎ、毎年きれいな花を見せてくれていますがかなり老木になってきたようで、枝枯れが起きています。

シャクナゲの寿命はあまり長くはないようなので、いつまで花が見られるだろうと思っています。

ガクウラジロヨウラク

ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞) 2015年5月6日撮影

小苗から育てたガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)も屋久島シャクナゲ同様、枯れ枝が出はじめています。

屋久島シャクナゲとほとんど同じくらいの年月をすごしてきた愛着のある花木たちです。

オノエマンテマ

オノエマンテマ 2015年5月9日 撮影

オノエマンテマはシッキム地方からネパール、四川省にかけてのヒマラヤが原産の高山植物ですが、育てやすいことからかなり出回っています。

カーペットカスミソウの別名を持つように上手に育てるとカーペット状に花が咲いて見事ですが、我が家は植え替えを怠ったためにまばらに咲いています。

ダイアンサス

Dianthus 2015年5月9日 撮影

この花は購入した鉢に入っていたもので詳しいことがわからないままに育てているものです。

ペンステモン・ヒルスタス

ペンステモン ヒルスタス 学名: Penstemon hirsutus  2014年5月20日 撮影

ペンステモン・ヒルスタスは北アメリカ原産の草丈20cm常緑の多年草で20年近く絶えないで咲いてくれますが、困るほど殖えないのが狭いロックガーデンではうれしい花です。

真夏も強い日差しの場所で元気にしていてくれ早い花が終わった5月の庭に地味な花を見せています。

ダイアンサス

ダイアンサス・ハエマトカリックス・ピンディコラ 2016年5月2日 撮影

極矮性種のダイアンサス・ハエマトカリックス・ピンディコラはかなり丈夫で、長いこと植え替えもしないのに夏の炎天下にも枯れることが無く、毎年きれいな花を見せてくれます。

高山性なので、関東地方のロックガーデンでは無理かと思って鉢植えにしていましたが、横に這う性質なのでロックガーデン向きだと思って下ろしたが正解だったようです。

カザグルマ

カザグルマ 2018年5月4日 撮影

カザグルマ

カザグルマ 2016年5月2日 撮影

カザグルマは日本の自生種のようですが、ほとんど見られなくなっていることから、交配種との区別が難しいようです。上の花はカザグルマという種を購入して播いたものですが、そのようなことから、カザグルマとは断定できないようです。

テッセンに比べて花が大きいことから、華やかな園芸品種の交配親として使われることが多いようです。

テッセンもカザグルマも旧枝咲きであることから、花後に剪定を行いそれ以降は、乱れた枝を切るくらいにした方が良いようです。

クレマチス・モンタナ

クレマチス・モンタナ 2017年5月1日撮影

クレマチス・モンタナは、桃色の4弁花が基本種で、中輪で花付がとても良い旧枝咲きタイプで、様々な園芸品種が出ているようです。剪定をあまりしないでも豪華に花が咲き丈夫で年々花付が多くなり見事になります。

カラマツソウ

カラマツソウ 2016年5月18日撮影

カラマツソウは10数年前にボタンカラマツと書いてあたものを購入したのですが、亜高山帯などでよく見かけるカラマツソウと同じような花が咲きます。

木陰に植えたまま植え替えもしていないので、種などで更新しないと絶えてしまいそうなので、なんとかしなければと思っています。

アッツザクラ

アッツザクラ 学名: Rhodohypoxis baurii  2014年5月20日 撮影

アッツザクラ(ロードヒポキシス)はヒガンバナ科 ロードヒボキシス属 の植物で南アフリカのレント王国にある高山ドラケンスベルクが原産地です。

晩春のころに咲き始めて花期が長いので嬉しい小型の球根植物です。

少し寒さに弱いようですが、北関東の我が家のロックガーデンで毎年咲いてくれます。

園芸植物がたくさんあり、色も豊富で、八重咲きもありますが、わが家で一番元気なのはこの色です。

鉢植えですと毎年植え替えが必要ですが、考えて見たら庭は植え替えないままで、数年が過ぎていますが、毎年綺麗に咲いてくれます。

オオニワゼキショウ

オオニワゼキショウ 学名: Sisyrinchium graminoides  2014年5月8日 撮影

オオニワゼキショウはアヤメ科 ニワゼキショウ属の高さ20~30cmの多年草で北アメリカ原産です。

我が家は植えたことはないのですが、購入したものに種が付いてきたようで、日当たりの良いところに毀れ種で増えています。

繁殖力が強いので、育っても良い所のほかは抜いていますが、花の少ないときに涼しそうに咲いてくれるのが嬉しい花です。

アケボノフウロ

アケボノフウロ 学名: Geranium sanguineum  2014年5月20日 撮影

アケボノフウロはコーカサスを中心に自生する原種をもとにした品種群を、サンギネウム(sanguineum)系と 呼んでいて、流通名はアケボノフウロとも 呼ばれています。

この系統の一番の特徴は、花姿の美しさで、こんもりとしたやわらかなドーム状の草姿に多花性で一面に花をつけます。

自生のGeraniumは花姿が纏まいにくいのに比べて、コンパクトで自然に美しい草姿になり、性質も強健で育て易いのでロックガーデンに嬉しい植物です。

ピンクパンダ

ピンクパンダ(イチゴ) 学名: Fragaria x Potentilla 'Pink Panda'  2014年5月14日 撮影

ピンクパンダはイチゴとキジムシロの属間交配で、イギリスで作出された花径2~3cm の四季咲きの宿根そうです。

日当たりを好み丈夫で良く殖えますが、花がきれいなので抜きながら育て柄います。

写真は少しいじけていますがもっときれいな花になります。

シレネ

シレネ・アルペストリス 学名: Silene alpestris 2014年5月13日 撮影

シレネ・アルペストリスは地中海沿岸が原産の花弁の先が細裂した1cmくらいの白い花が可憐なロックガーデン向きの植物です。

花木センターで、花を見て歩いていた時に出会いあまりの可憐さに購入したものです。

日当たりが好きで一重は種で殖やすことが出来るようですが、わが家の花は八重なので、株分けで増やしています。

春の花が一段落した後に咲いてくれる可憐な花です。

ゲンペイコギク

ゲンペイコギク 学名: Erigeron karvinskianus 2014年5月16日 撮影

ゲンペイコギクは北アメリカ原産の エリゲロン カルビンスキアヌス と呼ばれる植物ですが、小さくかわいらしい花は、咲き始めは白で、次第にピンクに変化し、最盛期には2色咲きのように見える様から、別名 ゲンペイコギク(源平小菊)とも呼ばれています。

高さ10~30cmの耐寒性多年草で暑さにも寒さにも強い鋸権な植物ですが、花が終る頃切り込むと次々と花が咲くので嬉しい植物です。

アンドロサケ・ラヌギノサ

アンドロサケ・ラヌギノーサ 2009年5月23日 撮影

岩場や岩礫斜面 に自生しているということですが、アンドロサケの中では大型の方で鉢で育てていたのですが、丈夫そうだったのでロックガーデン植えにしたまま、植え替えをおこったったために枯らしてしまいましが、鉢植えも残しておけばよかったと後で後悔することになりました。

 

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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