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ジンチョウゲ(沈丁花)の育て方|同じジンチョウゲ科のミツマタの特徴

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ(沈丁花)は、中国原産の花木ですが、日本に渡来したのは室町時代(1488年頃)で、根を薬用にするためだったということです。

現在は庭植や鉢植えに鑑賞用に植えられることが多くなっています。

春の訪れを告げるような香りが特徴でこのまれる所以かもしれません。

ジンチョウゲ科・ミツマタ属のミツマタ(三椏)の写真と特徴を下に載せています。

上のジンチョウゲ(沈丁花)は、自宅で2003年3月14日に撮影した花です。

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ジンチョウゲ(沈丁花)の特徴と育て方

           
和名ジンチョウゲ(沈丁花)
学名Daphne odora
科名・属名ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
分布中国
花期3~4月
特徴

高さ1~1.5mでよく分枝します。

葉は長さ4~8cm、革質。

花は旧年の枝先に頭状にかたまって咲き強い香りがします。日本では雄株が多く結実しないがまれに雌株があります。

日本に渡来したのは室町時代(1488年頃)で、根を薬用にするためだった。香の強い花で庭などに植えられます。

育て方

沈丁花は、根を傷めないように植え付け、日当たりのよい場所に植えることがポイントです。沈丁花は、水を吸収するための細い根が少なく、乾燥に弱い性質があります。

その様な性質のため、特に大きくなった木は、移植を嫌うので、植え場所を考えて植えた方が良いようです。

鉢植えは、鉢底にゴロ土を入れ、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れ、赤玉土と腐葉土と少量の軽石を混ぜた用土で植え付けます。

地植えの場合は植え付ける前に腐葉土や堆肥を混ぜて置いて、根鉢の2倍の深さと幅の植穴を掘り、小高く植えつけます。

鉢植えは根がいっぱいに張ったら、根を傷めないように少し落として一回り大きな鉢に新しい用土で植え変えます。

肥料は2月と9月に油かすと骨粉を等量混ぜたものを株元に与えます。

剪定は木の形が自然に整うのであまり行いませんが、風通しを良くするために花後に混み合った枝を付け根から切ります。

大きくなって丈を詰めたい時は全体に丸く刈り込むことができますが、あまり深く詰めない方が良いようです。

挿し木で殖やすことが出来ます。突然枯れることもあるので、予備の苗を作っておいた方が安心です。

ミツマタ(三椏)の特徴

ミツマタ

ミツマタ(三椏) 2003年3月23日 撮影 三毳山東口

         
和名ミツマタ(三椏)
学名Edgeworthia chrysantha
科名・属名ジンチョウゲ科 ミツマタ属
分布中国
花期3~4月
特徴

慶長年間に日本に渡来し山地に植栽される落葉低木。高さ1~2m。

枝は3分枝にに出て、強靭で手では折れません。若枝に伏毛があります。

葉は長さ5~15cmで薄い。

花は早春、新葉に先立って枝先に束状に集まって開きます。花弁はありません。

樹皮は優良な和紙の原料で特に花柄や地図に重要です。

和名の三叉は枝が三叉状に出ることによります。

日本で実がつかないのは、中国から渡来したときに雄木ばかりだったからだと言います。

ミツマタ

ミツマタ(三椏) 2005年4月5日 撮影 花之江の郷

ミツマタ

ミツマタ(三椏) 2003年2月21日 撮影 星野

ジンチョウゲ(沈丁花)まとめ

日当たりの良い、水はけ、水持ちのよい場所に植えます。

根が傷みやすいので、丁寧に扱います。大きくなった木の移植は失敗することがあるので、植え場所は考えて植えます。

剪定は花芽が出来ない、花後すぐに行います。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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