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ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)の育て方

ヤクシマシャクナゲ

ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)は、屋久島に自生する日本固有種です。写真で分かるように蕾が赤に近い色ですが、開花に従って淡いピンクになり、咲き進むと白に見えるくらい淡い色になります。

種から育てて40年近くなり、老木になり始めていますが、毎年きれいな花を見せてくれています。

シャクナゲは日本の庭に好まれて植えられていますが、ヤクシマシャクナゲは花が鐘形に近く特徴があります。

上のヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)は自宅で2007年5月7日に撮影した花です。

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ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)の特徴と育て方

ヤクシマシャクナゲ

ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花) 2003年5月7日 撮影 栽培品

     
和名ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)
学名Rhododendron yakusimanum
科名・属名ツツジ科 ツツジ属
分布九州(屋久島) 日本固有
花期5~6月
特徴

鹿児島県屋久島の標高1500m以上の高地にだけ野生する矮小性のシャクナゲで、高さは0.5~1.5mくらい。

日当たりの良いミズゴケの生える湿原や岩間に群生しています。

枝先から短い総状花序を伸ばし、5~12個の花を上向きに開き、鐘形の漏斗状で蕾は濃い赤に近い色だが、開花した花は白紅色になり、その後白に近くなります。

裏面の毛は厚く密生して残り、葉縁は葉の裏側に反り返ります。

育て方

植える時期は、早春の根が動く前がよく、傷んで茶色や黒くなった根はていねいに除きます。

鉢底にゴロ石を敷き、桐生砂、日光砂、硬質鹿沼土に水苔またはピートモス3の割合で混ぜた用土、または山野草栽培用土に水苔またはピートモス3の割合で混ぜた用土を山形に入れ、根をよく広げ、さらに用土を入れます。

植え付け時にマグァンプK を根に触れないように入れます。

春と秋は良く日に当てて、夏は半日陰で涼しく、冬は寒風の当たらない日向で管理します。乾燥を防ぐために株元に腐葉土などでマルチングを行います。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

花後と秋と2月に、有機質肥料(固形の油か、緩効性化成肥料)を施し、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

植え替えの適期は葉が動く前の春、または9月中旬から10月に、2年に1度を目安に、一回り大きな鉢に植え替えます。

我が家は種から育てた株が大きくなった時からロックガーデンに植えています。庭土を深く掘り、底に、土瓦の砕いたものと軽石を入れて、まわりにも軽石を埋め込み、用土は鉢植えと同じようなものを使って植えました。

種から育てて、30数年の歳月が過ぎかなり老木になっています。

ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)まとめ

ヤクシマシャクナゲ

ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花) 2004年5月5日 撮影 栽培品(

老木になったヤクシマシャクナゲですが、まだ、毎年きれいな花を見せてくれます。ヤクシマシャクナゲの寿命はどのくらいなのかと思いますが、少し若返らす方法なども考えて見たいと考えています。

ツツジ科の植物ですので、酸性用土を好み、乾燥には弱いのでそのようなことを考慮に入れて栽培することが大切なようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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