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シロヤマブキ(白山吹)の育て方

シロヤマブキ

シロヤマブキ(白山吹)は、中国地方の瀬戸内海側の山地、朝鮮半島、中国中部が原産のバラ科 シロヤマブキ属の落葉低木です。

肥沃な土地の日陰を好むようですがが肥沃な土地なら日当たりでも育ち、とても丈夫な低木で、ヤマブキを白くしたような花がとても清楚です。

黒い種がついている姿も風流があります。

上のシロヤマブキ(白山吹)は、自宅で2007年4月21日に撮影した花です。

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シロヤマブキ(白山吹)の特徴と育て方

           
和名シロヤマブキ(白山吹)
学名Rhodotypos scandens
科名・属名バラ科 シロヤマブキ属
分布中国地方の瀬戸内海側の山地、朝鮮半島、中国中部
花期4~5月
特徴

普通庭園に栽植される落葉低木。

高さ1~2m、束生、若枝は褐色で開出します。

ヤマブキと異なり、葉は対生し、花は晩春、新枝の先に1個開きます。

花径3~4cm、花弁と萼弁は4枚で小苞があり、果実は核果が4個稔り、萼弁は果期まで残ります。

和名は全体がヤマブキに似て白花をつけることによりますが、ヤマブキとは別種です。

育て方

肥沃な土地の日陰を好むが肥沃な土地なら日当たりでも育ちます。

やや湿気のある場所を好むが、鉢植えでも育てられれます。

地植えは、根鉢の2倍の深さと横幅を掘り、腐葉土や堆肥などをすき込んで水持ち良く水はけよく植えこみます。

鉢植は鉢底にゴロ石を入れて、桐生砂、赤玉土、腐葉土を混合したしたもので、水はけよく、水持ち良く植えます。

株元から元気のいい徒長枝を出すので、古い枝は4~5年で新しい枝と世代交代しながら、形を整えます。

鉢植えは表面が乾いたら、たっぷりと水をやりますが、地植えはよほど乾燥しなけらば水やりは必要ありません。

庭植の剪定時期は休眠期の2月頃に行うのが適していますが、放任しても樹形が乱れる事が少なく強剪定の必要はありません。

2年に1度、植え替えは3月~4月と9月中旬から10月に行います。木の大きさにあった鉢を用い、徐々に鉢を大きくしていきます。

肥料は2~3月の寒肥と花後と秋にに、油粕と骨粉を混ぜた肥料、あるいは遅効性の化成肥料などを施します。

病害虫は少ないので、あまり心配はいりませんが、必要になった時は薬剤散布をします。

種からの発芽率が良く、零れ種でも殖えます。

日光植物園のシロヤマブキ(白山吹)

シロヤマブキ

シロヤマブキ(白山吹) 2007年5月31日 撮影 日光植物園

花之江の郷

シロヤマブキ(白山吹) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷

シロヤマブキ(白山吹)まとめ

石灰岩地に自生するようなので、酸性の用土は使わない方が良いかもしれません。

や湿気のある肥沃な土地を好むので、植え場所に堆肥や腐葉土などを混ぜ込んだ方が良いようです。

長い間栽培しましたが、とても丈夫なので、よほど条件が悪いところでなければ育つようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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