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ナツハゼ(夏黄櫨)の育て方

ナツハゼ

ナツハゼ(夏黄櫨)は、日本各地の日当たりの良い山地に生える落葉低木で、花、実、紅葉を鑑賞するほか、果実は生食やジャムなどに加工して楽しむことが出来るので人気があります。

わが家は、数十年前に盆栽にしていたものを庭に植えて小さく育てているので、実を収穫することはできませが、少しの花と実と盆栽風の枝ぶりを楽しんでいます。

用途によって剪定の仕方は異なりますが、様々な用途で楽しむことが出来る庭木です。

上のナツハゼ(夏黄櫨)は、自宅で2003年5月23日に撮影した花です。

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ナツハゼ(夏黄櫨)の特徴と育て方

           
和名ナツハゼ(夏黄櫨)
学名Vaccinium oldhamii
科名・属名ツツジ科 スノキ属
分布日本、朝鮮半島、中国
花期5~6月
特徴

日当たりの良い山地に生える落葉低木。

高さ1~2m、多数分枝し束生。若枝、葉、花序に毛や腺毛を密生します。

葉は長さ3~5cm。

花は初夏、若枝の先に長さ3~6cmの総状花序をつけ、1方に偏って下向きに咲きます。

液果は径6~7㎜、上部に横の線がつき、夏から秋に熟し酸味があります。

この果実は生食やジャムなどに加工して楽しむブルーベリーの仲間で、近年人気の高い植物です

育て方

ナツハゼもほかのツツジ科の植物と同じく、酸性土壌を好み、細い根が地表近くに張るので、水はけがよく、極端に乾きすぎない日なたから半日陰で育てます。

盆栽、庭木として栽培されますが、大きく育ちますが、剪定によく耐えるので、庭植でもある程度小さく育てることが出来ます。

植えつけ、植え替えは9月~12月、3月で、地植えは日なたから半日陰くらいの所に、根鉢の2倍の深さと幅を掘り、鹿沼土かピートモスと腐葉土や軽石を混ぜて水持ち良く水はけよく植えます。根が細いのであまり深植えないようにします。

肥料は花後の6月と1月に寒肥として緩効性の化成肥料や固形の油かすを施します。

剪定は落葉期の12月~2月の新芽が動き出す前に行い、込み入った中枝や、内に向いた枝、枯れ枝などを間引く程度で十分です。実を収穫する場合は、強剪定はあまりしないようです。

小苗の場合は1~2年間は枝先を15cmほど切り戻して新しい強い枝を出させるようにします。

わが家は盆栽風に育てているので、春に伸びた枝を葉を3枚くらい残して摘んで形を整えています。その時花芽を切らないように気を付けます。

殖やすには挿し木と実生で行います。種を播くときは秋に採取した実を良く洗って種を採りだして、赤玉土の小粒などに播きます。その時表面に中粒くらいの赤玉土を載せておくと、種が定着します。

挿し木は発根率はあまりよくないようです。

ナツハゼ(夏黄櫨)まとめ

植えたばかりは夏の乾燥期は水をやります。酸性用土を好むので、ピートモスや鹿沼土で酸性にした方が良いようです。

剪定は用途によって異なりますが、手間がかからず、鑑賞価値があります。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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