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イワガサ(ミツデイワガサ)の育て方

ミツデイワガサ

イワガサは、近畿地方以西、四国、九州に自生するバラ科 シモツケ属の落葉低木ですが、関東地方でも育てることが出来ます。

イワガサは、葉が3~5裂するものがあり、それを園芸上ミツデイワガサ言い、好んで栽培されているようです。

害虫が少なく、暑さ寒さにも強く、剪定にも強く、コデマリのような花が沢山咲きとても可憐な花木です。

上のイワガサ(ミツデイワガサ)は、自宅で2007年5月7日に撮影した花です。

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イワガサ(ミツデイワガサ)の特徴と育て方

ミツデイワガサ

イワガサ(ミツデイワガサ) 2005年5月15日 撮影 栽培品

           
和名イワガサ
別名葉が3~5裂するものを園芸上ミツデイワガサと呼ぶ
学名Spiraea blumei
科名・属名バラ科 シモツケ属
分布本州(近畿地方以西)、四国、九州、朝鮮半島、中国
花期5月
特徴

高さ1~1.5mになる落葉低木。日当たりのよい山地のや海岸の岩場などに自生します。

若い枝は褐色で、普通無毛。古くなるとたてに裂けて剥がれます。

葉は互生、葉身は長さ2~4㎝の菱形状卵形~広倒卵形。先端は丸く、基部は広い楔形。縁の上半分には不ぞろいの鋸歯があります。ときに3~5裂するものがあります。

3~5裂するものが園芸用にミツデイワガサの名で出回っています。

枝先に2~4㎝の散房花序を作り、直径約7㎜の白色の花を20~40個つけます。

育て方

日光を好みますが、明るい半日陰でも育ちます。

暑さ、寒さに強く丈夫で育てやすく、コデマリのような花が小さな木でもたくさん咲くので、盆栽として好まれます。

庭植の植え付けは、落葉期の3月か、秋10月~11月で、根は比較的浅い部分に広く張るので植え穴は大きめに掘り、腐葉土などを混ぜ、山高に植えます。

鉢植えは、硬質鹿沼土と硬質赤玉土の混合用土に水はけが良いように軽石の小粒を入れて植えつけます。

高鉢に植えて、懸崖にしたり、寄せ植えやミニ盆栽などに使いますが、剪定に強いので好きな形にできます。

肥料は3月頃の芽が出る前と花後と秋にに油粕に骨粉を入れたものや、緩行性肥料の化成肥料を置き肥します。

剪定は花後に花の咲いた枝を切り、シュートが伸びるので、形を考えて、切り詰めます。

混み合った細かな枝を整理して、風通し良くすることも大切です。夏に花芽ができるので、秋は不要な枝を抜く程度にします。

繁殖は挿し芽が良く、新芽が固まったころに清潔な、赤玉土や鹿沼土に挿します。

イワガサ(ミツデイワガサ)まとめ

ミツデイワガサ

イワガサ(ミツデイワガサ) 2006年5月17日 撮影 栽培品

日当たりを好みますが明るい半日陰でも育てられます。

挿し木で殖やすことが出来、剪定で自由な形にできるので、盆栽として好まれます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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